この記事ではBAYCの派生プロジェクトということでNFT業界の注目を集めるプロジェクト「MAYC」についてご紹介していきます。
- そもそもMAYCってなに?
- これだけは知っておきたい主な特徴
- MAYCの始め方
初心者の方にもわかりやすいように説明しますね。
最後まで読んでみて、理解が深まったら是非一度試してみましょう。
目次
そもそもMAYCってなに?基本情報を説明します
出典:MAYC
MAYC(Mutant Ape Yacht Club)とは、NFT界隈でトップクラスに有名なコレクション「BAYC(Bored Ape Yacht Club)」から派生して作られたと言われるジェネレーティブNFTです。
制作会社はアメリカにある「Yuga Labs社」で、最近クリプトパンクスを製作した「Larva Labs」を買収するなど今NFT業界で最も勢いがあるプロジェクトだと言えるでしょう。
2021年の8月に発行されて以来、現在まで取引価格と取引頻度は上がり続けています。
MAYCのこれだけは知っておきたい特徴3選!
ここでは、「これだけは知っておきたい」という3つの特徴をピックアップして紹介します。
理解しておいて損はない情報なので、是非抑えておきましょう!
- 業界でも有名なジェネレーティブNFT
- MAYCを持っている人だけのコミュニティがある
- 保有者はトークンをもらえる
①業界でも有名なジェネレーティブNFT
プログラムで自動生成されたNFTを「ジェネレーティブ」といいます。背景や頭、目の形など、異なる部位を様々な種類でパーツ分けし、それらを組み合わせることで一枚の絵を作ることができます。
組み合わせるパーツにはプログラムで使用頻度を決めることができます。
使用頻度の低いパーツが使われているキャラクターには希少価値がうまれ、高値で取引されたりします。
ジェネレーティブNFTには「クリプトパンクス」や「BAYC(Bored Ape Yacht Club)」をはじめとする、たくさんの成功事例があります。
たくさんの人が同じジャンルのNFTを持つことになるので、一点モノの作品と違って保有者同士のコミュニティが出来上がります。
②MAYCを持っている人だけのコミュニティがある
MAYCでは、所有者だけが参加できるDiscordコミュニティがあります。
専用のコミュニティは仲間意識が高くなり、同じMAYC保有者でプロジェクトを盛り上げようとする空気になります。
また、限定されているということもあり保有者はそれだけで一つのブランディングにつながることもあります。
③保有者はトークンをもらえる
MAYCを保有していることで運営会社である「Yuga Labs」が発行するApecoin(APE)がもらえます。
トークンの詳細は以下の通りです。
トークン名 | ApeCoin(APE) |
価格(2022年4月時点) | ¥2,433.69 |
時価総額(2022年4月時点) | ¥689,545,349,726.06 |
取引所 |
BINANCE(バイナンス) |
ランキング | 28位 |
公式サイト |
取引高が世界一のBINANCE(バイナンス)などのランキング上位の取引所にも上場しており、先月からランキングが10位も上がっている勢いのあるトークンです。
超高額で取引されたMAYCを紹介します!
ここでは、高額で取引されたMAYCをいくつか紹介します。
- Mutant Ape Yacht Club(MAYC) #4849
- Mutant Ape Yacht Club(MAYC)#1796
- Mutant Ape Yacht Club(MAYC) #6957
Mutant Ape Yacht Club(MAYC) #4849
出典:OpenSea
MAYC #4849は悪魔の形が特徴です。ゾンビタイプのものは多く存在するのですが、悪魔の風貌をしているのは非常に希少価値が高いです。
現在は販売が行われておらず所有者へのオファーが必要ですが、2022年現在の最高取引高350ETH(1億3,000万円)がつきました。
これはMAYCコレクションの中でも高い金額です。
Mutant Ape Yacht Club(MAYC)#1796
出典:OpenSea
放射線防護服を着ているのが特徴のMAYC#1796。
2022年現在の最高取引高は335ETH(日本円で約1億2,000万円)です。
販売されておらず、所有者へのオファーが必要です。
ただし、MAYC#1796は所有者が頻繁に変わっているようで、金額次第で手に入る可能性は高いと言われています。
Mutant Ape Yacht Club(MAYC) #6957
出典:OpenSea
最高取引高が250ETH(約9,000万円)のMAYC #6957は体がスケルトンになっているのが特徴です。
これらのように一つ一つが個性豊かなので見ていて飽きませんよね。
MAYCはこれからどうなるの?将来性について考察します!
ここではMAYCの今後の将来性について、考察を述べようと思います。
結論からお伝えすると、個人的にはまだまだ伸びていくだろうと思います!
結論を裏付けるための根拠となる3つの事例を紹介します。
- ApeCoinの価格が上がればNFTの価値も上がる
-
NFT市場の盛り上がりが後押しになると予想
-
メタバース業界へのプロジェクト展開
①ApeCoinの価格が上がればNFTの価値も上がる
ApeCoin(APE)とMAYCの関係性はとても密接です。
トークンの価値が上がれば、すなわちNFTも注目され価値が上がる可能性も上がります。
逆に、トークンの価値が下がっていればBAYC・MAYCの期待値が下がっているということでもあります。
いずれもNFTの保有者もしくは購入希望者はApeCoin(APE)の動向には注意しておく必要があります。
②NFT市場の盛り上がりが後押しになると予想
NFT全体の市場は今後もさらに展開がされていくと言われており、様々な企業が参入してきています。
これまでは保有するだけで使用用途が限られているものが多かったのが、技術の展開によりビジネスでも利用できる幅が広がってきています。つまり、使えるNFTが増えるということです。
使用用途が広がることは流入経路が増えるということもあり、必然的にNFTに関わる人やモノが増えてきます。
そうなると現在のNFTも注目されることにつながり、価格も上がってくることが予想されます。
③メタバース業界へのプロジェクト展開
BAYC・MAYCを制作するYuga Labs社の最新プロジェクトとされているのが「Otherside」と呼ばれるメタバースプロジェクトです。
CryptoPunks(クリプトパンクス)やMeebits(ミービッツ)など有名NFTキャラクターが登場するなど、業界に関係する多くのコレクターが注目しています。
MAYCの購入方法を5つの手順でわかりやすく説明します!
- 国内取引所でイーサリアムを購入
- MetaMask(メタマスク)を導入
- イーサリアムをメタマスクに送金
- NFTマーケットプレイスとメタマスクを連携
- MAYC検索し、希望のNFTがあれば購入
国内取引所でイーサリアムを購入
MAYCの購入のためにはイーサリアムが必要です。
初心者の方は国内取引所の「Coincheck(コインチェック)」がおすすめです。
以下の手順でコインチェックの口座開設を行い、イーサリアムを購入しましょう。
まずはコインチェックの公式サイトを開いて「会員登録」をクリックしてください。
メールアドレスとパスワードを入れて「会員登録」をクリックします。
本人確認は、運転免許証や健康保険証など本人確認書類の画像をアップロードすれば、およそ1日以内で完了します。
おすすめはアプリをダウンロードして「かんたん本人確認」で本人確認をする方法です。
アプリで撮影して提出するだけなので、簡単に審査が完了します。
審査が完了すると登録したメールアドレス宛にメールが届く流れになっています。
メールが届いたのを確認したら、コインチェックのサービスが利用可能になります。
口座を解説し、コインチェックに入金まで完了したら次にイーサリアムを購入しましょう。
コインチェック公式サイトの左側に「販売所(購入)」という箇所があるので、クリックしてください。
上から「交換する通貨」で「EHT」を選びます。
購入する数量を入力し、問題がなければ「購入ボタン」をクリックして決済します。
これでイーサリアムの購入が完了です。
MetaMask(メタマスク)を導入
仮想通貨用ウォレットMatamask(メタマスク)
メタマスクとは、保有している仮想通貨やNFT作品の管理など高い頻度で利用する仮想通貨用のウォレットです。
登録がまだの方は、以下のページを参考にメタマスクのアカウントを作りましょう。
メタマスクの用意ができたら、コインチェックで購入したイーサリアムを以下の手順に沿って送金しましょう。
イーサリアムをメタマスクに送金
コインチェックで購入したイーサリアムをメタマスクに送金しましょう。
以下の手順で送金できます。
①クリップボードにアドレスをコピーする
メタマスクのアドレスを確認するには、メタマスク上で自分のアカウント名にカーソルを合わせてクリックし、クリップボードにアドレスをコピーすることができます。
②コインチェックからメタマスクに送金する
次にコインチェックの操作に移ります。
PC画面左下の「暗号資産の送金」をクリックします。
送金する通貨で「Ethereum」を選択し、宛先にメタマスクでコピーしたアドレスを貼り付けてください。
送金する金額を入力したら「次へ」をクリックします。
以上でメタマスクへの送金が完了しました。
※注意点:コインチェックではイーサリアムの送金手数料0.005 ETHがかかります。
NFTマーケットプレイスとメタマスクを連携
ここでは、OpenSea(オープンシー)の利用方法を紹介します。
以下の手順でメタマスクとの連携とOpenSeaのアカウント登録を行いましょう。
①OpenSea(オープンシー)とメタマスクの連携
OpenSea公式サイトを開き、画面右上のアカウントマークをクリックしましょう。
さらに、プルダウンでメニューが出てくるので「Setting」をクリックします。
「Connect your wallet.」の表示が出ますので、先ほど作ったメタマスクを選択しましょう。
「署名の要求」が表示されたら、「署名」をクリック。
これでOpenSeaとメタマスクの連携ができました。
②OpenSea(オープンシー)のアカウント登録
連携を行った後は再度OpenSeaのトップページから「アカウントマーク」→「Setting」を選択しましょう。
「Profile Setting」のページに遷移するので、必要な箇所を入力します。
「Username」と「Email Adress」だけ入力するだけでも登録はできます。
入力後は「Save」を選択します。
記入したメールアドレスにメールが送られてくるので、メールを開いて「VERIFY MY EMAIL(メールを確認する)」を選択しましょう。これでメールの認証が完了となります。(下画像)
以上でOpenSeaとメタマスクの連携とアカウント登録の説明が完了です。
これでNFTの購入・販売が自由にできるようになりました。
MAYC検索し、希望のNFTがあれば購入
Openseaが使えるようになったらあとは簡単です。
トップページの検索画面で「Mutant Ape Yacht Club」と検索します。
コレクションの一覧が出てきますので、気になったNFTを選択します。
購入画面の「Buy now」で購入ができます。
今回の記事のまとめ
いかがでしたか?
今回はMAYCについて基本情報から特徴・購入方法まで紹介しました。
■まとめると以下の通り
- プログラムで自動作成された「ジェネレーティブNFT」であること
- 所有者だけが参加できる限定のコミュニティが存在する
- 所有者にはApeCoin(APE)が付与される
個人的にクリプトパンクスやMeebits(ミービッツ)を製作した「Larva Labs」を買収したことに勢いを感じ、更なる成長を予感できました。
今後もGameFi研究所ではMAYCについて追いかけて最新の情報を紹介していきます!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。