この記事では日本初となるNFTマーケットプレイスで世界展開も目指す「SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)」についてご紹介していきます。
- SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)ってなに?
- 主な特徴
- 始め方や使い方
- 利用の際の注意すること
初心者の方にもわかりやすいように説明しますね。
ぜひ最後まで読んでみてSBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)を使ってみましょう。
目次
SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)とは?基本情報を説明します
プラットフォーム名 | SBINFT Market ※nanakusa(ナナクサ) |
リリース | 正式リリース:2021年4月26日 |
サービス内容 | NFTの発行 / 一次販売(※公認クリプトアーティスト or パートナー事業者のみ) NFTの購入 / 二次販売(プラットフォーム内で購入したNFTのみ) |
取扱コンテンツ | 公認クリプトアーティストが発行したNFT パートナー事業者によるNFT |
対応ネットワーク | Ethereum(イーサリアム) Polygon(ポリゴン/MATIC) |
対応ウォレット | MetaMask(メタマスク) |
公式ページ | https://sbinft.market/ |
2021年4月26日に株式会社スマートアプリから正式リリースされた日本初のNFTマーケットプレイスです。
2022年3月にSBINFT Marketとしてリニューアルが行われました。
同年の9月30日には国内口座数ナンバーワンのSBI証券を傘下に持つ大会社のSBI ホールディングス株式会社の連結子会社となりました。
すなわちこれは金融業界に熟知したSBI からnanakusa(ナナクサ)には将来性があると判断されたことになります。
また、SBINFT公式サイトで口座を解説する必要がないので初心者でもスムーズに参加できます。
今後も大きな成長が期待されるSBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)は、日本だけではなく世界に向けたサービス展開を目指して活動しています。
日本で初めてということもあり個人的にも応援しています。
SBINFT Marketとしてリニューアル
2022年3月17日に「SBINFT Market」としてリニューアルをしました。
これからは「SBINFT Market」として浸透していくだろうと思います。
SBINFTへのリニューアルに伴い、ウェブサイトのデザインが変わりました。
また、言語対応もこれまでは日本語・英語の二か国語だったのに対し、中国語・韓国語を追加し、より多くの人に利用されやすいサイトになりました。
リニューアルを記念として「Decentraland(ディアセントラランド)」と「Cryptovoxels(クリプトボクセルズ)」にのVRメタバース内に、SBINFT Market専用の常設アートギャラリーが設置されました。
また、アーティストのスプツニ子!らを始め新しく5組とパートナー契約を結びました。
SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)の5つの特徴を説明します
- 質が高いNFT作品が集まっている
- クレジットカードが使える
- ETH(イーサリアム)とPolygon(ポリゴン/MATIC)に対応
- 2つのマーケットに分かれている
- NFTの保存先を選べる
①質が高いNFT作品が集まっている
SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)では「公認クリプトアーティスト」と呼ばれる運営が選んだNFTアーティストと、提携するパートナーだけが一次販売を行える仕組みになっています。
自分のNFT作品をここで販売したい場合は、度々行われる公認クリプトアーティストの募集に参加し受かる必要があります。
※これまでで第3期まで募集が行われており前回は2021年11月15日から30日まで行われました。
この販売方法によってマーケット内で取り扱い作品の品質が向上します。
②クレジットカードが使える
仮想通貨を使ったことがないユーザーでも安心して購入ができるように一部クレジットカードでの決済も行えます。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- AMEX
- Diners
現在取り扱えるクレジットカード会社は上記の5社です。
当然ですが日本円での决済も対応しているので安心して利用できます。
※ただし、クレジットカードを使って購入することができないNFT作品もあるので注意が必要です。
③ETH(イーサリアム)とPolygon(ポリゴン/MATIC)に対応
マーケットでは、ETH(イーサリアム)とPolygon(ポリゴン/MATIC)の2種類のトークンを使って売買ができるようになっています。
Polygon(ポリゴン/MATIC)だと以下のようなメリットがあります
- トランザクション処理速度が早くなる
- 取引にかかる手数料(ガス代)を抑えることができる
④2つのマーケットに分かれている
SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)では、以下の二つのマーケットに分かれてNFT作品を出品することができます。
クリエーターズマーケット | 公認クリプトアーティストが出品 |
パートナーズマーケット | 運営と提携しているパートナー事業者が出品 |
クリエーターズマーケットの出品作品はジャンルごとに目的な作品を探せます。
反対にパートナーズマーケットではジャンル別ではなく公認クリプトアーティストごとに分類されています。
それぞれのマーケットが販売しているNFT作品については後ほど説明します。
⑤NFTの保存先を選べる
SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)でNFT化された作品は、マーケットプレイス以外でもファイルを保存することが可能です。
これにより、サーバー内のデータが消えてしまうことがあっても別のサーバーを通してデータを開くことができ、リスクヘッジに繋がります。
SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)で取引できるNFT作品
- 公認アーティストのNFT作品
- パートナー事業所のNFT作品
①公認アーティストのNFT作品
公認クリプトアーティストは「クリエーターズマーケット」を利用して取引を行います。
カテゴリーは以下の通りです。
- Art:アート作品
- Music:音楽作品
- Game:NFTゲーム内のキャラクターやアイテム等
- Trading Card:NFTカードゲームで使うカード
- Photography:写真作品
- Videos:動画作品
- Others:メタバースで使われるデジタルファッションアイテム等
②パートナー事業者のNFT作品
「パートナー事業者」の作品は「パートナーズマーケット」で購入することができます。
現在運営と提携しているパートナーは以下の通りです。
※内部リンクをつける
- MyCryptoHeroes:NFTゲーム
- Crypto Spells:NFTゲーム
- Brave Frontier Heroes:NFTゲーム
- My Crypto Saga:NFTゲーム
- CHOJO-Crypto Girls Arena-:NFTゲーム
- NFTトレカ:デジタルトレーディングカード
- Vtuber NFT:Vtuberの撮り下ろしNFT作品の販売サービス
- NFT Studio:NFTアートやNFTイラストを扱うマーケットプレイス
- Replica Otaku Coin:シリアルナンバー付きNFT
- Otaku Coin Fan Club:アニメや漫画ファン向けコミュニティ通貨オタクコインのファンクラブ
2021年10月2日時点では、パートナーズマーケットで売られている作品は一部に限れます。
しかし SBI ホールディングスの子会社になったことでこれからはますます出品数も充実してくると思います。
SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)の始め方を3STEP で説明します
始め方を3つのSTEPで説明します。
どれを使うかによって用意するものが変わってきます。
ETH(イーサリアム)を使う場合 |
・国内取引所の口座 ・メタマスクウォレット |
Polygon(ポリゴン/MATIC)を使う場合 |
・国内取引所の口座 ・Polygon(ポリゴン/MATIC)海外取引所の口座 ※ DEX(分散型取引所)でもOK ・メタマスクウォレット |
クレジットカードを使う場合 |
・対応しているクレジットカード ・メタマスクウォレット |
それぞれ決済方法によって用意するものが変わってきますがメタマスクウォレットは必ず必要なので登録して用意しておきましょう。
今回は日本人でも扱いやすいことで有名な国内取引所「Coincheck」とETH(イーサリアム)での始め方を説明します。
- STEP1:国内仮想通貨取引所で イーサリアムを購入
- STEP2 :メタマスクにイーサリアムを送金する
- STEP3 :メタマスクをnanakusa(ナナクサ)に接続する
STEP1:国内仮想通貨取引所で イーサリアムを購入
Coincheckから以下の手順で口座開設を行い、ETH(イーサリアム)を購入しましょう。
まずはコインチェックの公式サイトを開いて「会員登録」をクリックしてください。
メールアドレスとパスワードを入れて「会員登録」をクリックします。
本人確認は、運転免許証や健康保険証など本人確認書類の画像をアップロードすれば、およそ1日以内で完了します。
おすすめはアプリをダウンロードして「かんたん本人確認」で本人確認をする方法です。 アプリで撮影して提出するだけなので、簡単に審査が完了します。
審査完了後、登録のメールアドレス宛にメールが来るので、それを持ってCoincheckのサービスが利用可能になります。
口座を解説し、入金まで完了したら次にETH(イーサリアム)を購入してください。
Coincheck公式サイトの左側に「販売所(購入)」という箇所があるので、クリックしてください。
上から「交換する通貨」で「EHT」を選び、購入する数量を入力して、問題なければ「購入ボタン」をクリックして決済します。 これでETH(イーサリアム)の購入が完了です。
STEP2 :メタマスクにイーサリアムを送金する
メタマスクの登録がまだの方は、先にメタマスクのアカウントを作りましょう。
メタマスクの用意ができたら、先ほどCoincheckで購入したETH(イーサリアム)を以下の手順に沿って送金しましょう。
メタマスクのアドレスを確認するには、メタマスク上で自分のアカウント名にカーソルを合わせてからクリックしてください。
クリップボードにアドレスをコピーすることができます。
次にコインチェックの画面左下の「暗号資産の送金」をクリックします。
送金する通貨で「Ethereum」を選択し、宛先にメタマスクでコピーしたアドレスを貼り付けてください。
送金する金額を入力したら「次へ」をクリックします。
以上でメタマスクへの送金が完了しました。
※注意点:コインチェックではイーサリアムの送金手数料0.005 ETHがかかります。
STEP3 :メタマスクと連携する
最後にメタマスクとの連携を行います。
公式サイトにアクセスし Connect ウォレットをクリックします
利用規約などへの確認とその同意が必要なので同意ボタンを押します。
メタマスクの署名の要求画面が出てくるので署名ボタンを推します。
以上でメタマスクとの連携が完了しました。
SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)でNFT作品を購入する方法
次はNFTを購入する方法を説明します。
- ①NFT 作品を探す
- ②内容を確認して購入する
①NFT 作品を探す
トップページのマーケットクリックしましょう。
先ほど説明した2種類のマーケットの内どちらで作品を探すかを選びます。
②内容を確認して購入する
マーケットを見て希望のNFTが見つかったら商品商品の内容や値段を確認します。
※NFT 購入時には以下の3つの手数料が発生しますので注意しましょう
種類 | 用途 |
プラットフォーム手数料 | 運営への手数料 |
パートナー事業者の手数料 | パートナー事業者のNFTを購入する場合、その事業者に支払われる手数料 |
ネットワーク取引手数料 | ガス代 |
以上で問題がなければ購入するボタンをクリックしてNFT作品を購入しましょう。
以上がNFTの購入方法です。
購入するまでの流れはとてもわかりやすいのでいろいろサイトを触ってみましょう。
SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)でNFT作品を出品する方法
一般のユーザーはマーケットプレイス内で購入したNFT作品に限り再出品して2次販売を行うことができます。
※オリジナルのNFT作品を販売できるのは認定されたアーティストだけです。
購入した金額より高めの設定で作品が売れた場合差額利益を得ることができます。
以下の手順で作品を出品しましょう。
- ①自分が出品したいNFT作品を選択する
- ②必要情報確認して出品する
①自分が出品したいNFT作品を選択する
トップページから連携しているウォレットマークをクリックしましょう。(ページの右上にあります。)すると、自分のアカウントページに移行できます。
自分のウォレットに保管されているNFT作品が一覧で表示されています。
その中から一つ出品したいNFT作品を選びます。
②必要情報確認して出品する
出品したい作品を選んでクリックすると詳細ページに移行します。
出品したいNFTの値段などの情報を設定したら画面下にあるセルボタンをクリックします。
※決済方法について一般ユーザーが出品の時に設定できるのは仮想通貨しか選べないので気をつけましょう。
以上で出品の手続きは完了です。自分が出品した作品があるか確認しましょう。
SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)を使う際の注意点
注意点を3つピックアップして紹介します。
- 手数料がかかる
- 価格の変動のリスクがある
- ハッキングされたことがある
1.手数料がかかる
前述の通り、NFT作品を購入する場合には手数料がかかります。
プラットフォーム利用手数料とそれぞれのロイヤリティは非公開となっていますが、利用者による情報だと合わせて10%ほどになると言われています。
2.価格の変動のリスクがある
SBINFT Market / nanakusa(ナナクサ)に限ったことではありませんがNFTを取り扱う場合常に2つの価格変動のリスクが伴います。
- NFTの価値の変動
- 仮想通貨の価値の変動
購入時よりも高く販売できたとしても、仮想通貨自体の値段が下がっていることもあります。
その場合、日本円に戻したら減っているという可能性もあります。
逆に仮想通貨の価値が上がることで利益も増えることがあります。価格の変動には常に気をつけておきましょう。
3.ハッキングされたことがある
正式リリースからおよそ4ヶ月の時に、2021年8月21日から9月2日の間ハッキング被害を受けています。
その結果36個のNFT作品と17個のウォレットアドレスを奪われました。
さらにユーザーからの通報で運営がハッキングされていることに気づいたため、セキュリティと監視体制に不備があったことが世間に知れ渡りました。
この件に対して運営側は説明会を実施 。ハッキング被害の今後の対策として以下のように述べています。
今回脆弱性を突かれた箇所においては、強固な実装へ改修し検証中です。
その他箇所においても全ての処理を見直して、必要箇所があれば改修します。
また今後は外部監査サービスなどを導入し、より一層セキュリティの強化を計ります。
(9月7日説明会資料、原文まま)
また、今後の対応として以下のように対処すると述べています。
トランザクション監視システムの導入
トランザクション監視につきましては、nanakusaにて監視体制を構築しております。
そして、トランザクション監視につきましては、過不足の評価を社内で行い、順次必要なソリューションを実装いたします。
流出したクリエイター/一般ユーザーの方のNFTの以前出品した際のGAS代を補填(個別対応)
-略-
ちなみに奪われたNFT作品はハッカーが自主的に返却しました。
なぜ返却したのかは今も謎に包まれています…
今回の記事のまとめ
いかがでしたか?
日本で初めてのNFTマーケットプレイスとして国内だけではなく海外からも注目を集めています。
NFT市場全体も今後大きく成長していくと言われており、現在海外に向けて強いアプローチを行なっており 積極的にプロモーションしています。
将来的には世界一のクリエイター集団を目指しているとのことでこれからもどんどん出品される作品は増えていき需要が高まることで価値も高騰していると考えられます。
まだまだ始まって間もないサービスなので是非今のうちから利用してみて慣れておくことをお勧めします!
最後までご覧いただきありがとうございました。