- NIKEのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」とは?
- NIKEのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」は何ができるの?
- NIKEのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」の将来性は?
上記のような疑問を抱えている方向けに、この記事ではNIKEのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」の特徴や提供予定コンテンツなどを徹底解説します。
また、記事後半では.SWOOSHの将来性についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
NIKEのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」とは
引用元:https://www.swoosh.nike
.SWOOSHは、2022年11月にNIKEが発表した、Web3.0プラットフォームです。
2022年11月現在はベータ版のみのリリースとなっており、2022年11月18日から欧米の一部の登録ユーザーに向けたアクセスがスタートします。
NIKEの公式は、.SWOOSHがWeb3.0プロジェクトのスタートラインになると公表しているため、本格的にWeb3.0に参入する動きを見せています。
NIKEはこれまで、スニーカーNFTの販売やデジタル・デザイン・スタジオ「RTFKT」を買収など、Web3.0戦略を計画的に進めている動きがありました。
参考記事:【ナイキ】NFTスニーカー「RTFKT(アーティファクト)」の買い方・購入方法!
2022年の残りの期間でコミュニティメンバーを集め、2023年1月にはデジタルコレクションをリリースする予定です。
2023年3月には、コミュニティチャレンジを開催することも発表しており、NIKEの今後の動向に注目する必要があるでしょう。
また、バーチャルシューズを購入すると物理的に靴を予約できるシステムや、トークンを使って靴のデザイナーとチャットできるサービスなども計画しています。
NIKEは、メタバースやNFTに詳しい方だけでなく、NIKEファンの誰もが楽しめる独自のサービスを展開します。
.SWOOSH by Nike – a platform for Nike’s virtual creations 👟
RTFKT will continue to be at the edge and work w Nike to onboard the next millions to web3 💻
Clones will get access for .SWOOSH ID, & Nike releases will be Clone digital wearables 🧬
More collab to merge worlds tog 🌐 https://t.co/C0grabxXBn— RTFKT (@RTFKT) November 14, 2022
NIKEのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」の特徴
NIKEのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」の特徴は以下の5つです。
- 大手スポーツメーカーNIKEがリリースしたプロジェクト
- ゲーム内で利用できる商品をローンチ予定
- Polygonのブロックチェーンを基盤に開発している
- 2022年11月現在はベータ版のみ
- メタバース「NIKELAND」とは別のプロジェクト
大手スポーツメーカーNIKEがリリースしたプロジェクト
引用元:https://www.nike.com/jp/
.SWOOSHはNIKEがリリースしたプロジェクトです。
ゲーム内で利用できる商品をリリースしたり、誰もが参加できるコミュニティを形成したりすることを計画しています。
また、.SWOOSHのプラットフォームは、NIKEだけでなくユーザーやNIKEファンが一体となって作り上げることが目標です。
クリエイターだけでなく、すべてのNIKEファンが活躍できるサービスが作られるため、NIKEの今後の動向に注目が集まります。
ゲーム内で利用できる商品をローンチ予定
.SWOOSHはゲーム内で利用できる商品をローンチ予定です。
.SWOOSHで利用できる商品は、ゲーム内アバターに着脱できるNFTとなっており、メタバースのさらなる発展に貢献するでしょう。
また、ゲーム内で利用できる商品だけでなく、現実世界で着用できる商品の展示・取引・購入・共同制作も行われます。
特に、共同制作は将来有望なクリエイターが発掘される可能性もあるため、プロジェクトの進行に期待が高まります。
Polygonのブロックチェーンを基盤に開発している
🔥@Nike Launches .Swoosh Web3 Platform on @0xPolygon
This is the first step of the journey, and we can’t wait to see how Nike engages its community through #Web3 #onPolygon pic.twitter.com/OCRvklCipS
— Polygon Daily 💜 (@PolygonDaily) November 15, 2022
.SWOOSHはPolygonのブロックチェーンを基盤に開発されています。
Polygonの特徴は、トランザクションスピードが速く、コストが低い点が挙げられます。
そのため、ビットコインやイーサリアムが抱えている環境破壊問題の影響も少なく、地球に優しいブロックチェーンです。
NIKEはPolygonを利用して環境破壊問題への配慮やユーザーの手数料削減を徹底しており、利用者が使いやすいサービスを構築します。
2022年11月現在はベータ版のみ
引用:https://blog.swoosh.nike
現在、.SWOOSHのサービスはベータ版のみ公開となっており、2022年11月18日から欧米の一部地域でサービスがスタートする予定です。
サービス開始対象地域は徐々に広がっていき、最終的には全世界に向けてプラットフォームを解放します。
プラットフォームのアクセスには、「アクセスコード」を必要とし、取得するためにはNIKE公式サイトで会員登録する必要があります。
また、アクセスコードは先着順となっており、取得できなかった方はウェイティングリストに追加される仕組みです。
NIKE公式は、「アクセスコードを販売している業者がいるが絶対に買わないようにしてください」と注意喚起しています。
日本に上陸した際も、同様の業者が出てくる可能性がありますが、絶対にNIKE以外の業者からアクセスコードを取得しないようにしましょう。
メタバース「NIKELAND」とは別のプロジェクト
引用:https://www.roblox.com/games/7462526249/NIKELAND-CUP-CLASH
NIKEは2021年11月に「Roblox」上で「NIKELAND」を作成していますが、.SWOOSHは「NIKELAND」とは別のプロジェクトです。
NIKELANDは、鬼ごっこやドッジボールなどのゲームを楽しめたり、Robloxのアバターを着用できたりするサービスです。
195ヵ国から670万人が来訪し、NBAスターとして有名なレブロン・ジェームズ氏も訪れるイベントを開催していました。
.SWOOSHは、NIKELANDと同様のシステムを使って開発していますが、NIKE独自のプロジェクトと発表しています。
NIKEのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」の提供予定コンテンツ
引用:https://www.swoosh.nike
NIKEのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」の提供予定コンテンツは以下の4つです。
- アイテムの収集や売買
- 特別コンテンツへのアクセス
- コミュニティチャレンジ
- 限定イベントへの参加
アイテムの収集や売買
.SWOOSHではNIKEオリジナルのウェアラブルNFTが2023年1月にリリースされる予定です。
商品のラインナップは、シューズ・ジャージ・アクセサリーとなっており、メタバースやゲーム内で活用できます。
自分のコレクションにしたり、NFTマーケットで販売したりもできるので、興味がある方は2023年1月に購入されてはいかがでしょうか。
特別コンテンツへのアクセス
.SWOOSHのウェアラブルNFTを所有している方には特別なコンテンツが用意される予定です。
- フィジカルアイテムの事前注文
- デザイナーとのチャット
- ゲーム内での活用
フィジカルアイテムの事前注文とは、バーチャルシューズを購入すると現実世界の靴を予約できる特典のことです。
デザイナーとのチャットは、普段からNIKEを利用している方にとって、特に刺激的な体験になるでしょう。
また、現時点で発表されている特別コンテンツは上記のみですが、今後はエアドロップなどのマネタイズできる特典が出る可能性もあります。
エアドロップとは、特定のトークンを保有しておくと、新規発行されるトークンを無料で入手できるイベントのことです。
NIKE公式は、「購入してもらうことが最終目標ではなく、そこから始まる体験にこそさらなる価値があるのです」と発表しています。
コミュニティチャレンジ
.SWOOSHはコミュニティチャレンジと呼ばれる、NIKE NFTの作成イベントを実施する予定です。
作成イベントの勝者は、NIKEとNFT商品の共同作成ができ、商品のロイヤリティが受け取れます。
作成イベントに勝利すると、NIKEのクリエイターと繋がれたり、自身の作品がNIKEの商品になったりとクリエイターとして大きく成長するきっかけになるでしょう。
クリエイター希望の初心者の方から、既にクリエイターとして活動している経験者の方まで、誰でも平等に作成イベントに参加できます。
限定イベントへの参加
.SWOOSHでは限定イベントの開催が行われる予定です。
限定イベントはバーチャル上のイベントやNIKEアスリート・デザイナーとの交流会などが想定されています。
また、NIKEのユーザーがNFTについて教育を受けられるサービスや、.SWOOSHで成功する方法を学べるセッションも開催されます。
NIKEは、クリエイター・コレクター問わず、全ての方に.SWOOSHを通して新しい体験を提供しようと計画しています。
今まで仮想通貨やメタバースに興味がなかった方も、プロジェクトの進行に注目しておいて損はないでしょう。
NIKEのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」の始め方
.SWOOSHは現在日本では対応していないため、始めることはできませんが、サービス開始に備えて.SWOOSHの参加方法を知っておきましょう。
日本で利用できるようになった際には、こちらのリンクから.SWOOSHにアクセスし、NIKEのアカウントでログインしましょう。
サービスが始まる2022年11月現在は先着順でアクセスコードが配布されるため、ウェイティングリストに名前が追加される状態になります。
しかし、日本でサービスが開始される頃には、誰もが参加できる状態になっている可能性もあるでしょう。
NIKEのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」の将来性
NIKEのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH」の将来性は以下3つの要素から考慮できます。
- 優秀なクリエイターが発掘される可能性がある
- 仮想通貨の知識がない方にもサポートを宣言
- NIKEのWeb3プロジェクトのメインプラットフォーム
優秀なクリエイターが発掘される可能性がある
.SWOOSHはコミュニティチャレンジを開催するため、優秀なクリエイターが発掘される可能性があります。
クリエイター目線だけでなく、NIKEファンとしての目線から商品を作成できるため、今までにない画期的なデザインの商品が登場すると考えられます。
また、.SWOOSHを通してNIKE公式とコミュニティの距離感も近くなるので、今まで以上にユーザーの声を意識したデザインの商品が登場する可能性もあるでしょう。
.SWOOSHの登場で、NIKEコミュニティの中で埋もれていた優秀なクリエイターが発掘され、ユーザーに新しい体験を届けることが期待できます。
仮想通貨の知識がない方にもサポートを宣言
NIKEは仮想通貨の知識がない方向けに、ウォレットを持っていない人をサポートすることを宣言しました。
.SWOOSHをメタバースや仮想通貨に詳しい方だけでなく、すべてのNIKEファンに届けるためのサポートです。
.SWOOSHのIDを伝えると、デジタル資産信託会社BitGoが管理・作成するウォレットを提供すると発表しています。
ただし、BitGoが発行するウォレットは、NIKEの創作物にしか利用できない点は注意しましょう。
仮想通貨に詳しくない方でも参入しやすいサービスなので、全世界で.SWOOSHを利用する方が増加する可能性があるでしょう。
.SWOOSHの登場で、NFTや仮想通貨業界が盛り上がる可能性もあるため、NIKEの今後の動向に期待しましょう。
NIKEのWeb3プロジェクトのメインプラットフォーム
引用:https://www.swoosh.nike
.SWOOSHは今後NIKEのWeb3.0プロジェクトのメインプラットフォームになる予定です。
そのため、NIKEが新しくデジタルコレクションをリリースしたり、イベントを開いたりした際は.SWOOSHのプラットフォームが活用されます。
NIKEは.SWOOSHの開発を「マラソン」と表しているため、勢いに任せてプロジェクトを進めるのではなく、長期的に開発計画を立てていると予想できます。
また、NIKEは長期的なWeb3プロジェクトのスタートラインが、.SWOOSHのローンチであると発表中です。
今後、NIKEのWeb3.0プロジェクトに参加するためには、.SWOOSHの登録が必須になる可能性が高いです。
NIKEのWeb3.0プロジェクトが盛り上がるほど、.SWOOSHの利用者が増加することが予想されます。
まとめ
今回は.SWOOSHの特徴・提供予定コンテンツ・将来性について詳しく解説しました。
.SWOOSHはNIKEが発表したWeb3プラットフォームであり、今後のNIKEのWeb3.0プロジェクトは.SWOOSHがメインになる予定です。
そのため、NIKEファンの方やNIKEのNFTに将来性を感じている方は、.SWOOSHの登録をしておく必要があります。
日本でのサービス開始時期は未定ですが、2023年1月に最初の商品が販売されるので、その前に登録できるようになることが予想されます。
.SWOOSHのリリースで、NFT業界全体が盛り上がる可能性もあるので、今のうちにNFTやメタバースの知識をしっかりとつけておきましょう。