この記事では、大手ファッションブランドも続々と参入を進めているNFTファッションについてご紹介していきます。
- NFTファッションの特徴
- 参入しているファッションブランド
- 買い方・売り方について
初心者の方にもわかりやすいように説明しますね。
ぜひ最後まで読んでみてNFTファッションを楽しみましょう。
目次
NFTの簡単な特徴を説明します
NFTとは、Non-Fungible Tokenの略称をいい、直訳すれば「Non-Fungible=代替不可能な、代替性のない」「Token=象徴,証拠、標章、真正性(権威、権利、特権など)を示すもの」を意味します。
つまりNFTとは、簡単にいうと「変わりが効かないただ一つの存在(トークン)」ということです。
- 唯一無二の他にないという価値が証明される
- NFT作品は誰にでも売買できる
- クリエーターにとって公平な報酬が支払われる
NFTファッションの3つの特徴
この章ではNFTファッションの主な特徴を3つ説明します。
- メタバース空間での使用が可能
- デジタル特有のファッションを楽しめる
- 本物としての価値もある
メタバース空間での使用が可能
メタバース空間とはインターネット上に存在する仮想的な空間です。
そこでは「アバター」という自分の分身体となるキャラクターを使い、メタバースの世界を自由自在に動き回ることができます。
近年世界中で広まった新型コロナウイルスの影響でメタバースの本格活用が進み、今後もさらに市場が大きくなると言われています。
そんなメタバース空間で使うことができるデジタルコンテンツの一つがNFTファッションです。
自身のアバターに洋服をはじめ、バックや靴など様々なファッションアイテムが実装できます。
メタバース空間では希少価値の高いNFTファッションを着てブランディングに活用したり、コレクションをすることで楽しんだり出来ます。
デジタル特有のファッションを楽しめる
NFTファッションでは現実では再現が難しいような表現も実現できます。
例えば去年の春頃に発売後わずか9分で完売し140万円売り上げたことで話題になった国内初のNFTスニーカー「AIR SMOKE」(※株式会社1SEC)はバーチャル技術を駆使した表現が有名です。
同品では靴そのものが虹色に輝き、さらにソール(靴底)の部分からはスモークが吹き出ているという現実では日常的には難しい表現です。
靴だけに限らず、NFTファッションはバーチャル空間ならではの自己表現が可能になりました。
本物としての価値が一瞬でわかる
ファッションブランド品を取り扱う場合、常にレプリカ品に対して注意をしなければなりません。
NFTファッションの場合、その問題は解決されます。
なぜなら、デジタルデータをNFT化することで他と変えることができないオリジナルであることの証明ができるからです。
NFTの仕組みについては以下の記事をご参照ください。
NFTファッションの主な使い方3つ
- メタバースのアバターに使用
- 二次流通させて売上利益を獲得する
- コレクションして楽しむ
1.メタバースのアバターに使用
NFTファッションの主な使い所は何と言っても自身のアバターに着せることでしょう。
現実世界と同様にファッションを楽しむことが出来ます。
デジタルならではの表現で新らしい流行もどんどん生まれてくると思います。
ちなみに現在はAR技術を使用したNFTファッションとの合成写真を作り、SNSに投稿することも可能です。
2.二次流通させて売上利益を獲得する
既にNFTの市場は世界中で注目されていますが、メタバース市場の拡大に伴いNFTファッションのニーズも高まると言われています。
そうすればNFTファッションの価値も上がり、先行的に安いうちに手に入れることが出来ていればそれを売ることで利益を得ることが出来ます。
NFT市場では1日で相場が大きく動くことも珍しくありません。
タイミングにもよりますが一度の取引でかなり大きな利益を得ることも可能でしょう。
3.コレクションして楽しむ
NFT化されたデータは先述の通りSNSやメタバース内で使用すること以外に「コレクション」をして楽しむことも出来ます。
鑑賞として楽しむことも出来ますし、例えば高級腕時計の「ロレックス」のように投資対象物としてのコレクションも行われる可能性があります。
現在はルイヴィトンやグッチなどのハイブランドもNFTファッション市場に新規参入を試みています。
これからさらに希少価値の高いNFT限定アイテムも揃えられてくると予想できるので、今のうちに何か購入しておくのも良いかもしれませんね。
NFTファッションは今後さらに活用の幅が広がっていきそうですね。
国内外のNFTファッションブランド5選
この章では国内外のNFTファッションブランドを5つ紹介します。
RTFKT(アーティファクト)
RTFKT(アーティファクト)とはバーチャルスニーカーをメインに取り扱うNFTブランドです。
2020年設立というまだまだ若いブランドですが、「カルチャーとゲーミングを合わせた次世代のコレクターズアイテム」という強みを持ち、NFTブランドバーチャルスニーカーの先駆けのブランドとも言われています。
2021年のバーチャルスニーカーのオークションにて、7分で600足販売し約3億3,200万円もの売上を叩き出したことで世界中で話題になり、さらに注目されることになりました。
その後RTFKT(アーティファクト)はNIKE(ナイキ)社と手を組む形で買収に応じ、本格的なメタバース進出に向けて動き出しました。
Louis Vuitton(ルイヴィトン)
2021年9月、世界的ハイブランドのLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)は、創業者のルイ・ヴィトン氏の200周年生誕記念ということでNFTゲームプロジェクトを発表しました。
ゲーム内でファッションアクセサリーを集めることで、NFTを獲得できる仕組みになっており、全30作品中10作品は世界一有名なNFTアーティストのビープル(Beeple)氏が作成したとして大きな話題になりました。
Gucci(グッチ)
イタリアの高級ファッションブランドであるGucci(グッチ)もNFTに参入しています。
最近だと2月1日に米アート・トイメイカーの「Superplastic」と協力し、3部に分かれるNFT「スーパーグッチ」を販売しました。
AMBUSH(アンブッシュ)
2008年創業のファッションブランドAMBUSH(アンブッシュ)は日本のアーティストでもあるVERBAL氏がCEO(最高経営責任者)を務めています。
2022年2月にNFTアイテム「POW! “Reboot”(パウ! リブート)」という指輪型アクセサリーを販売し2分で完売したといいます。
また、同ブランドは3月に独自のメタバース「AMBUSH SILVER FCTRY(アンブッシュ シルバーファクトリー)」も展開し、新しいファッションビジネスの先駆けとして注目されています。
TOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)
TOMO KOIZUMIは、ドレスデザイナー小泉智貴氏が立ち上げたファッションブランドです。
同氏は2021年東京オリンピックで国歌斉唱を務めたMISIAさんの衣装を担当するなど、世界的に名が通っています。
2021年からNFT事業でタッグを組んだコインチェックとJoyfa、TOMO KOIZUMIは2022年2月にCoincheck NFT(β版)にてNFTドレス『Puffy Sleeve Ruffle Dress(5種類)』販売を開始しました。
NFTファッションを買うには
NFTファッションはNFTマーケットプレイス最大手の「Opensea」で購入が可能です。
他にも取り扱いのあるマーケットプレイスはありますが、この記事ではOpenseaを例に説明していきます。
まず検索窓で希望のブランド名を入力すると、同ブランドのNFTが出てきます。
さらに商品名で検索も可能なのでおすすめです。
そしてOpenseaではNFTを購入するための方法が3つあります。
上記のように、オークションやオファーでは購入できない場合もあります。
確実に手に入れたい時にはあらかじめ「Buy now」でフィルターをかけてその中から購入するようにしましょう。
欲しいNFTをクリックすると詳細ページにアクセスします。商品価格と手数料に問題がなければ購入しましょう。
OpenseaでNFTを購入する際はイーサリアムが必要です。ビットコインでは買えないので注意しましょう。
NFTファッションの今後の動き
今後もNFT市場にはファッションだけじゃなく様々な分野からの参入が予想されます。
加えてNFTファッションと密接に関係したメタバース市場も大きく伸びてくると言われているため、相乗的に成長する可能性が高いと思われます。
NFTファッションブランドの参入が増えれば、専用のマーケットプレイスも出てくるだろうと言われてます。
いずれにせよ、大きくな将来性を秘めたNFTファッションには今後も注目が集まりそうですね。
今回の記事のまとめ
既に大手ブランドが次々に参入してきているNFTファッション業界は大きな可能性を持っているのではないかと思います。
現状はNFTアートが目立っていますが、新たな技術としてメタバース市場も間違いなく注目されていっています。
そうなるとNFTファッションの需要も必然的に高まるので、この記事を見ていただいた方がさらにNFTについて興味をもってくれたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。