この記事ではDEX(分散型取引所)として有名なPancakeSwap(パンケーキスワップ)についてご紹介していきます。
- PancakeSwap(パンケーキスワップ)ってなに?
- 主な特徴と将来性について
- 始め方や使い方、よくある質問
など、初心者の方にもわかりやすいように説明しますね。
ぜひ最後まで読んでみてPancakeSwap(パンケーキスワップ)を使ってみましょう。
目次
PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは
取引所名 | PancakeSwap(パンケーキスワップ) |
設立 | 2020年9月 |
取引所形態 | AMM・分散型取引所(DEX) |
ネットワーク | Binance Smart Chain(バイナンススマートチェーン) |
関連サイト | 公式HP |
PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは、世界的にも人気なDEX(分散型取引所)のことです。
これまでの中央集権型取引所(CEX)と比べ、ユーザー同士で直接やり取りが可能が可能なDEXは投資のメリットがあると言われ、2021年の一年で世界中から注目されることになりました。
2022年4月15日現在のDEXランキングでは3位になっており、人気の高さがうかがえます。(CoinMarketcap参照)
BSCブロックチェーンを使用しているので手数料が安く、超高利回りのステーキングやファーミングなど魅力的な機能が多く、初めて使うDEXならここがいいとの声が多く上がっています。
DEX(分散型取引所)とは、運営管理者が存在しないためユーザー同士が直接取引ができる仮想通貨取引所のことです。ここでの取引は、スマートコントラクトによって管理されているため、管理者がいなくてもユーザー間の取引可能となります。また、管理者がいない仕組みを採用することで低い中央集権型取引所に比べ高い金利サービスの提供を可能にしました。
CAKEトークンって何?
PancakeSwap(パンケーキスワップ)はAMM(自動マーケットメーカー)型のDEXです。
AMM型のDEXは、大まかな説明をするとお金を預けるとその対価として独自トークンが配布される仕組みとなっています。
その時に配布される独自トークンがCAKE(ケーキ)トークンです。
CAKEトークンはガバナンス機能を実装しており、保有者は運営方針や決定事項などに投票できる権限があります。
そして、CAKEトークンを使うことで「宝くじ」のチケットを購入することができます。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の「宝くじ」とは、その名の通り宝くじの仕組みを採用したサービスです。
CAKEトークンを「宝くじ」の賞金としてプールされ、宝くじの当選者に分配される仕組です。
この仕組みを採用したことで、CAKEトークンは売買による収益だけでなく、トークンを活用した収益スタイルを確立させることに成功し、2021年に約80倍もの価格高騰を実現しました。
個人的にも宝くじにあたるというのはとてもキャッチーであり、画期的な仕組みだと思います。
また、AMM型のDEXとして有名なものがUniswap(ユニスワップ)があります。
極端にいえばUniswap(ユニスワップ)をBSC(バイナンススマートチェーン)バージョンとしたものがBSC(バイナンススマートチェーン)バージョンともいえます。
AMM(自動マーケットメーカー)型のDEXは主に以下の2つの機能を持っています。
- 仮想通貨同士を交換する(スワップ)
- 流動性を提供して利息を生む
DEX(分散型取引所)とCEX(中央集権型取引所)について
PancakeSwap(パンケーキスワップ)はブロックジェーンの「スマートコントラクト」を活用した非中央集権の取引所であり、「分散型取引所(DEX)」と言います。
反対に銀行など特定の企業が中央集権的に運営している取引所のことを「中央集権型取引所(CEX)」といいます。
有名なDEXを紹介します
Uniswap(ユニスワップ):イーサリアム系
Sushiswap(スシスワップ):イーサリアム系
PancakeSwap(パンケーキスワップ):BSC
BurgerSwap(バーガースワップ):BSC
MDEX:Huobi系、BSC
現状、BSCでの取引高が一番多いのがPancakeSwap(パンケーキスワップ)となっています。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の特徴3選
- セキュリティに長けておりハッキングされにくい
- KYCなどの面倒な手続きが要らない
- ステーキングでCAKEトークンを稼ぐことができる
セキュリティに長けておりハッキングされにくい
DEX(分散型取引所)全体の大きなメリットの一つが、ハッキングのリスクが極めて低いということです。
これは、中央集権型取引所のように特定のサーバーで取引を管理せず、取引に参加している投資家等に分散して存在しているので例え一部をハッキングしても全体を改ざんされることが難しいからです。
つまり、ひとつのサーバーに向けて攻撃された「マウントゴックス事件」のようなハッキングによる被害もリスク分散を行うことで最低限に留め、対処が行うことできます。
とはいえ、ハッキングリスクがゼロになるわけではありません。
日頃からの個人管理を徹底しておくことが被害に遭わないための重要な秘訣です。
KYCなどの面倒な手続きが要らない
DEX(分散型取引所)は運営会社がないので仮想通貨のウォレットに接続するだけで取引ができます。
手軽に取引ができるというのはいいですね。
ステーキングでCakeトークンを稼ぐことができる
PancakeSwap(パンケーキスワップ)は、前述の通り取引所に資金を預けることで利息として独自トークンである「Cake」が配布されます。これをステーキングと言います。
さらに、配布された仮想通貨を交換(スワップ)することでも利息を得られる仕組みです。
これをファーミングと言います。
ステーキングできる通貨の種類は100種類以上、通貨により利率やリスクの大きさが変わってきます。
未だ成長見込みが高い銘柄ほど利益率が高い傾向にあり、なんと年利100%を超えるものもあります。
価格の変動リスクが少ないものでも、年利20~70%の通貨も多く資金運用で利益を得やすいサービスとなっています。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の将来性を考察します
- 外部DEXからの乗り換えが見込める
- 運用利回りが他の取引所と比べて高い
- 機能アップデートによるユーザー数の増加
外部DEXからの乗り換えが見込める
現在、DEX(分散型取引所)はPancakeSwap(パンケーキスワップ)の他にもUniswap(ユニスワップ)やSushiswap(スシスワップ)があります。
これらのDEX(分散型取引所)と大きく違うのはPancakeSwap(パンケーキスワップ)はBSC上に構築されているということから取引手数料(ガス代)が安いということです。
これによりNFTバブルによるスケーラビリティ問題(取引処理速度の遅延やガス代の高騰)が上がっていたイーサリアムブロックチェーンからの乗り換えるユーザーが多発し、今後も需要が高まると言われています。
運用利回りが他の取引所と比べて高い
PancakeSwap(パンケーキスワップ)は、BSCを使っていることから高利回りの運用を見込める取引所です。
ファーミングでは、100%を超えるものや最大300%の利回りがでの運用が見込めます。
この高利回り運用がPancakeSwap(パンケーキスワップ)が人気の理由の一つになっています。
機能アップデートによるユーザー数の増加
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の運用利回りをさらに高くする仕組みとして、「Auto CAKE」という新機能が採用されました。
より高い運用利益が見込められれば、新規ユーザーを獲得できる大きなきっかけとなります。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の始め方を説明します
PancakeSwap(パンケーキスワップ)投資を始める方法を説明します。以下の手順で始めましょう。
- 国内取引所から仮想通貨を送金
- バイナンスでBNBを購入
- MetaMask(メタマスク)をBSCに接続
- MetaMaskにBNBを送金
- PancakeSwapにMetaMaskを接続
- BNBの半分をCAKEにする
- CAKE/BNB で流動性を提供(流動性マイニング)
- 流動性で獲得したトークンを預ける(イールドファーミング)
- 預けて得たCAKEを収穫してステーキング
PancakeSwap(パンケーキスワップ)に関する質問
- どれくらいの年利で運用が可能なの?
- セキュリティ面で本当に安全なの?
- 送金の際におすすめできる取引所はある?
どれくらいの年利で運用が可能なの?
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の年利は預ける通貨ペアごとで変わります。
価値変動が少ない通貨でも年利20%を超えるものもあり、リスクは高いですが価格変動の大きい通貨で運用することで年利300%をこえるペアもあります。
セキュリティ面で本当に安全なの?
前述の通り、DEX(分散型取引所)なのでハッキングのリスクが極端に少なくなるという利点があります。
しかし、金融庁の許可がないため全て自己責任ということになります。
例えば、送信金額やアドレスを間違えると通貨が戻ってくることはありません。
一見メリットが多いDEX(分散型取引所)ですが、問題が発生した時にサポートがないということは十分に気をつけましょう。
今回の記事のまとめ
いかがでしたか?
今回はPancakeSwap(パンケーキスワップ)についてまとめました。
- ハッキングの危険性がほとんどない
- 高い運用利回り
- 取引手数料が安い
など、魅力的な点が多い取引所です。
2021年のDeFiの時価総額は、200億ドルから1500億ドルへと7倍以上の成長をみせました。
そんな成長市場で大きなシェアを占めているUniswap(ユニスワップ)ですが、前述のとおり高い手数料の問題などからPancakeSwap(パンケーキスワップ)へユーザーが流れる可能性が十分あります。
ユーザーのDEX乗り換えにより、CAKEトークンの所有者が増え通貨価格が上昇することも考えられます。今後も動向を確認しながら自分のペースで投資に挑戦してみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。