この記事ではテキストNFTでありながら220億円以上の取引高を記録したことで世界中で注目を集めているNFT Loot/AGLDについてご紹介していきます。
- そもそもNFT Loot/AGLDなに?
- これだけは知っておきたい主な特徴
- 購入方法や質問など
初心者の方にもわかりやすいように説明しますね。
ぜひ最後まで読んでみて一度使ってみましょう。
目次
NFT Loot/AGLDってなに?基本情報を説明します
プラットフォーム名 | Adventure Gold(アドベンチャーゴールド) |
トークンシンボル | AGLD |
※現在の価格(2022年4月現在) | ¥158.18 |
※時価総額(2022年4月現在) | ¥11,330,220,024.97 |
※時価総額ランキング(2022年4月現在) | 425位 |
ローンチ | 2021年8月 |
取り扱い可能取引所 |
|
公式サイト | https://www.lootproject.com/ |
※引用:CoinMarketCap
NFT Lootとは、ショート動画メディア「Vine」の創業者であるDom Hofmann氏が去年の8月に開始した新しいプロジェクト「テキスト型NFT」のことです。
ここで言う「Loot」とは戦利品や勲章という意味で使われおり、一つのNFTLootに対して8つの武器や胸部装甲・防具といったアイテムの単語がパッケージされています。
このパッケージされたNFTを「かばん(=バッグ)」と言います。
これらの装備武器(=単語)に発行制限や所有特性やパラメーターを付与することで希少価値(=レア度)が変わる仕組みになっています。
ただし、これらのLootを揃えて遊べるゲームがあるというわけではなく、創業者のスタンスとしては「これらを使ってどの様に遊ぶかはみんなで考えてね」というスタンスです。
このテキストデータだけ用意して遊び方などを全ユーザーで見出すスタンスがとても斬新だと評価されました。
いわばLootは設定資料の様なもので、これを第三者がイラストにしてNFTアートとして紐づけたり、その武器を所有している人だけが関われるイベントを主催し、限定NFTを配布するなどさまざまな汎用性が生まれます。
発想としてはNFT界のサトシナカモトという声も上がったりしており、Lootから派生したさまざまな展開が行われています。
全ての人はLoot系と呼ばれるNFTが発行できるため、Loot(for adventure)に影響を受けた作品がたくさん出てきており、さまざまなコミュニティが盛り上がりを見せています。
NFT Loot/AGLDの知っておきたい特徴3選!
NFT Loot/AGLDについて知っておきたい3つの特徴をピックアップして紹介します。
理解しておいて損はない情報なので是非抑えておきましょう!
- ゲームの開発は未だされていない
- 著作権がないオープン・プラットフォーム
- ガバナンストークン「AGLD」の保有でLootの運営に参加できる
①ゲームの開発は未だされていない
画期的なアイデアでこれだけ大きな注目を集め、多くの取引を生んでいるプロジェクトですが、具体的に遊べるRPGゲームがリリースされていないということも大きな特徴です。
「全ての運営をコミュニティに委ねる」というスタンスということもあり、逆を言えば準備段階でこれだけの大きな流れを起こしているのでRPGゲームが作られた際はトークン価格が急騰する可能性もあります。
②著作権がないオープン・プラットフォーム
通常のゲームでは当たり前ですが、ゲームはプレイするだけであり開発や運営に関わることができません。
しかしNFT Lootはオープンソースのプラットフォームなので誰かが著作権を持っていることはなく、全てのユーザーが開発に参加することができる仕組みになっています。
さらに、Lootから公開された武器(=かばん)はブロックチェーン上に保管することで誰でも利用でき、スマートコントラクトによる改ざん防止がされています。
③ガバナンストークン「AGLD」の保有でLootの運営に参加できる
Lootで利用されるトークンを「AGLD」と言います。
これはガバナンストークンであり、保有していることでLootの運営方針を決める投票権が与えられます。
Lootのローンチ後に10,000AGLDトークンがエアドロップされ、約1週間で500円程の価格まで高騰しました。
NFT Loot/AGLDはこれからどうなるの?今後の将来性を考察します!
ここではNFT Loot/AGLDの今後の将来性について、考察を述べようと思います。
結論からお伝えすると、RPGゲームの開発や派生のLoot系NFTの盛り上がり具合で成長すると思います!
結論を裏付けるための根拠となる3つの事例を紹介します。
- RPGゲームとメタバースの公開が鍵
- Loot関連のNFTと市場全体の拡大
- イーサリアムキラーに注意をする
①RPGゲームとメタバースの公開が鍵
現状、Lootは未だゲームを発表していません。
その中で開発段階であるNFT Lootが高額で取引がされるのは、ローンチされるRPGゲームへの期待値がそれだけ大きいからです。
すなわち、今後LootによるRPGゲームやメタバースがローンチされることでNFT Loot/AGLDの価値の向上が見込めると予想されます。
まだ具体的な日程は決まっていませんが、Lootのコミュニティ運営を行うLoot財団からは、状況は開発終盤にあると発表されています。
②Loot関連のNFTと市場全体の拡大
NFTLootのコンテンツ価格も今後のAGLDの価値に影響すると言われています。
現在NFTプラットフォーム「OpenSea」で販売されているLoot関連のNFTは1.67 ETH(約37万円)〜約2,000 ETH(約7億円)という高めの価格設定で取引されています。
これだけの価格だと参入ハードルが高くなり、RPGゲームのローンチに向けて懸念もありますが、多くの人がNFTLootに期待しているということでもあります。
③イーサリアムキラーに注意をする
イーサリアムブロックチェーンのスケーラビリティ問題の対策として、SolanaチェーンやBSC(バイナンススマートチェーン)など、手数料が安くて取引処理速度が速いブロックチェーンの開発がされてきました。
それらはで使われる仮想通貨はイーサリアムの地位を脅かすほどの急成長をしてきています。それらは「イーサリアムキラー」と呼ばれていますが、イーサリアムはこれらを退けてきました。。
NFT Lootがこれからも発展し続けるために、これからも出てくるイーサリアムキラーとの競争に勝っていかなければいけません。
ただし、イーサリアムもスケーラビリティ問題解決に向けてアップデートを続けているので、NFT Lootの発展は今後も期待できるとされています。
NFT Lootの購入方法を3つのステップで説明します!
- STEP1:仮想通貨国内取引所でイーサリアムの購入
- STEP2:MetaMask(メタマスク)に送金する
- STEP3:OpenSea(オープンシー)にてNFT Lootを購入
STEP1:仮想通貨国内取引所でイーサリアムの購入
NFT Lootの購入のためにはイーサリアムが必要です。
初心者の方は国内取引所の「Coincheck(コインチェック)」がおすすめです。
以下の手順でコインチェックの口座開設を行い、イーサリアムを購入しましょう。
まずはコインチェックの公式サイトを開いて「会員登録」をクリックしてください。
メールアドレスとパスワードを入れて「会員登録」をクリックします。
本人確認は、運転免許証や健康保険証など本人確認書類の画像をアップロードすれば、およそ1日以内で完了します。
おすすめはアプリをダウンロードして「かんたん本人確認」で本人確認をする方法です。
アプリで撮影して提出するだけなので、簡単に審査が完了します。
審査が完了すると登録したメールアドレス宛にメールが届く流れになっています。
メールが届いたのを確認したら、コインチェックのサービスが利用可能になります。
口座を解説し、コインチェックに入金まで完了したら次にイーサリアムを購入しましょう。
コインチェック公式サイトの左側に「販売所(購入)」という箇所があるので、クリックしてください。
上から「交換する通貨」で「EHT」を選びます。
購入する数量を入力し、問題がなければ「購入ボタン」をクリックして決済します。
これでイーサリアムの購入が完了です。
STEP2:MetaMask(メタマスク)に送金する
仮想通貨用ウォレットMatamask(メタマスク)
メタマスクとは、保有している仮想通貨やNFT作品の管理など高い頻度で利用する仮想通貨用のウォレットです。
登録がまだの方は、以下のページを参考にメタマスクのアカウントを作りましょう。
メタマスクの用意ができたら、コインチェックで購入したイーサリアムを以下の手順に沿って送金しましょう。
①クリップボードにアドレスをコピーする
メタマスクのアドレスを確認するには、メタマスク上で自分のアカウント名にカーソルを合わせてクリックし、クリップボードにアドレスをコピーすることができます。
②コインチェックからメタマスクに送金する
次にコインチェックの操作に移ります。
PC画面左下の「暗号資産の送金」をクリックします。
送金する通貨で「Ethereum」を選択し、宛先にメタマスクでコピーしたアドレスを貼り付けてください。
送金する金額を入力したら「次へ」をクリックします。
以上でメタマスクへの送金が完了しました。
※注意点:コインチェックではイーサリアムの送金手数料0.005 ETHがかかります。
STEP3:OpenSea(オープンシー)にてNFT Lootを購入
出典:OpenSea:Loot(for Adventurers)
メタマスクにイーサリアムの送金ができたらいよいよ購入です。
先ずはOpenSea公式サイトにアクセスし、メタマスクと連携させましょう。
連携できたらLoot(for Adventurers)の販売ページを開き、NFTを選んで下画像赤枠の「Buy now」をクリックします。
下画像のような決済画面が表示されます。
内容を確認して問題がなければ赤枠のチェックボックスをクリックし、「チェックアウト」をクリックしてください。
メタマスクが表示されるので「確認」をクリックすれば、決済は完了します。
今回の場合、イーサリアムで購入するので手数料となるガス代が発生します。それらを確認の上、合計金額用意しましょう。
NFT Loot/AGLDに関するQ&A
最後にNFT Loot/AGLDに関する主な質問を説明します。
NFT Lootに関連する無料配布企画の際に注意することは?
NFT Loot本来のNFT無料配布はローンチ後すぐに終了しましたが、「Loot系NFT」としてのエアドロップイベントが続々と行われています。
NFTを無料で手に入れられるチャンスなのは良いですが、イーサリアムブロックチェーン上のでのやりとりなので必ず取引い手数料(ガス代)が発生します。
その際、たまにエラーが起こり数十万というガス代が発生することもあるなど、充分な確認の上で取引を行う必要があるでしょう。
NFT Lootにはどれくらいのコンテンツやプロジェクトがありますか?
公式サイトの情報だと、Loot上では150を超えるコミュニティによる開発が進んでいます。
そこではキャラクターの設定をはじめ、RPGで使える地図や能力などゲームをプレイする上で必要になるコンテンツが作成されています。
また、直接ゲームに関わるアイテムの作成のほかに、アイテムの取引を行うためのプラットフォームなど間接的活用できるプロジェクトの開発も進んでいます。
NFT Loot/AGLDは安全に利用出来ますか?
結論、絶対に安全とは言い切れません。
なぜなら、どのようなwebサービスにもハッキングやバグは100%防ぐことは不可能だからです。
NFTゲームに関して言うと、通常運営がプログラミングの監査を行い対応を行いますが、Lootはサービスも全てDAO化されており、監査を実施していないサービスになります。
しかし、監査を行わないことは、開発者の方針や利益追求に追われることなく純粋にコンテンツを面白く追求できるということでもあります。
運営会社をつけて開発指導者の指示のもとでゲーム開発を進める方法と今回のLootのような開発方法はそれぞれのメリット・デメリットがあります。
しっかりと調べた上、自己責任で取引を行うようにしましょう。
今回の記事のまとめ
いかがでしたか?
今回はNFT Loot/AGLDについて基本情報から特徴・購入方法まで紹介しました。
■まとめると以下の通り
- NFT Lootはテキスト型NFT
- テキストデータに2,000ETH(約7億円)もの値段がついているものもある。
- 開発は全てコミュニティーの参加者が行う。
- RPGゲームのローンチで価値高騰が見込める
斬新なアイデアでNFT業界で一気に有名になった「NFT Loot/AGLD」の動きに、これからも弊メディアは注目して追っていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました。