「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」はご存知でしょうか?
今年の公開に向けてかなり注目されているメタバースNFTゲームです。
今回はThe Sandbox(ザ・サンドボックス)とそれに関する情報もあわせて説明していきます。
目次
The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?
The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは、メタバースプラットフォームの一つです。
メタバースとは仮想空間のことで、このゲームは中を自由に動き回ることができます。
その中では自分の好きなように活動することができます。
公式リリースは2022年後半予定です。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)の特徴
ゲーム内にデジタル土地(LAND)を持ち、その中でゲームやアイテムを作ったりして遊ぶことができる
このゲームの大きな魅力の一つが「全てのものを自作できる」という点です。
プレイヤーはその中でデジタルな土地(通称:LAND)をもって中で自由に動けます。
ゲーム内で使用できるアイテムやキャラクター、ゲームなど様々なもの自作して楽しむことが出来ますし、ゲーム内で作ったアイテムは販売することが可能です。
NFT関連銘柄のSANDはイーサリアムの規格でつくられている
仮想通貨SANDはERC20(イーサリアムの規格)で作られています。
他にもゲーム内の土地(LAND)はERC721、中で自作できるアイテムやゲームはERC1155と、どっちらもイーサリアムの規格です。
SANDはイーサリアム上のDEX(分散型取引所)であるUniswapを使って、イーサ(ETH)と交換することが出来ます。
通貨(トークン)名 | SAND |
ティッカーシンボル・単位 | SAND |
現在の価格(2022年1月時点) | 342.88円 |
時価総額(2022年1月時点) | 316,220,092,250円 |
時価総額ランキング(2022年1月時点) | 42位 |
公式サイト | The Sandbox公式サイト |
The Sandbox(ザ・サンドボックス)に投資している企業
スクエアエニックス(ドラゴンクエストやファイナルファンタジー)やアタリコンピューター、Dapper Labs(NFTの元祖と言われる「CryptoKitties(クリプトキティ―ズ)」を生みだした)など、有名投資家がいます。
そして2021年11月にソフトバンクグループ(SBG)傘下などから9300万ドルを調達したことでも話題にあがりました。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は将来伸びる?
去年は非常に大きく成長ましたが、今後も勢いは続いていくのでしょうか?
考察のためのポイントは3つ
1.SANDを取り扱う取引所の拡大
2.NFTマーケットの成長度合い
3.The Sandboxユーザーの増加
知名度や仮想通貨全体の取引量に応じて激しくチャートが動きます。 2022年はメタバース元年と言われていることもあり、The Sandboxも間違いなく認知度が今以上に上がることが予想されます。他のNFT関連銘柄のチャートも一緒に確認しておきましょう
The Sandbox(ザ・サンドボックス)の3つの楽しみ方
このゲームの3つの楽しみ方を紹介します。
- ゲームの中にあるマーケットプレイス
- 現実世界を仮想化したメタバース空間
- ボクセルアートとゲームを自作
①ゲームの中にあるマーケットプレイス
ゲームの中にあるマーケットプレイスでは、ゲーム内で自作したゲームやアイテムを売ることを売ってお金にできます。
クリエイターズマーケットをwebで再現したイメージです。
ものづくりが趣味のような人にはかなりおすすめ!
②現実世界を仮想化したメタバース空間
メタバース空間とは、現実世界の仮想化したものを指します。
この中を一言で表すなら「圧倒的な自由空間」その人の独創性やこだわりが詰まった空間は多くのプレイヤーを感動させます。
③ボクセルアートとゲームを自作
このゲームではVoxEdit(ボックスエディット)という無料ツールを使うことでLAND内に建物やキャラクターなど様々なアイテムを自作することができます。
SANDで取引が行えるようにする
「SAND」とは、The Sandboxの取引で使用される通貨(トークン)のことです。
SANDは以下の取引所で取引が可能です。
- Binance
- Hotbit
- OKEx
- Huobi Global
取引所は全て海外しかなく日本円で取引ができません。
SANDを入手するための準備を行いましょう。
SANDを準備するための3つの流れ
- 国内取引所を開設し、ビットコインかイーサリアムを購入する。
- SANDを取り扱う海外取引所に送金する。
- 海外取引所にてSANDを購入
国内取引所は一番初心者向けに作られているのがコインチェックと言われています。
海外取引所ではBinanceがおすすめです。
今は国内取引所でのSANDの取引はありませんが、2020年9月にコインチェックとThe SandboxがNFTマーケットプレイス事業で提携を始めたことで、今後コインチェックからの上場があるのではと期待されています。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)の始め方
このゲームを始めるためには以下の準備が必要です。
- 公式サイトでアカウント登録
- ウォレット(メタマスク推奨)
- ウォレット内に初期費用を送金
- 専用のエディタをダウンロード
順に説明していきます。
1.The Sandboxにアクセスしてアカウントを作成する
最初にThe Sandboxの公式サイトにアクセスしてアカウントを作成します。
2.メタマスクウォレットを登録する
Th次はメタマスクというウォレットの登録を行います。
メタマスクがあれば通貨の管理や送金、受け取りなどができるようになります。
メタマスクの登録まで終わったら、アカウント登録したThe Sandboxと接続してみましょう。
3.ウォレットにお金を送金する
The Sandboxで遊ぶには先ずメタバース内での土地となるLANDが必要です。
LANDはマーケットプレイスから買うか、レンタルする必要があります。(レンタルは未実装)
自分でLANDを用意する場合は日本円でだいたい100万円程度の高額な初期費用が発生します。(2022年2月時点)
初期費用が高いので、レンタルが実装されるのを待った方が良さそうですね。
4.作品を作るためのソフトをダウンロード
The Sandboxで作品を生み出すためのソフト(VoxEdit)をダウンロードしましょう。
以下の機種で対応できます。
- Windows(7以降)
- Mac(OSX Mavericks以降)
- Linux
エディターのトップページに「ダウンロード」と表記されているのでそこをクリックします。
そして自分の対応機種にあったバージョンをインストールしましょう。
ファイルの解凍後、 データが開けたらダウンロードの完了です。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)を使って稼ぐ方法
このゲームで稼ぐ方法をいくつか紹介します。
- LAND内で自作したゲームやジオラマを有料で提供する
- 自分のLANDを貸し出して不動産収入を得る
- 自分でASSETを作成する
- ゲーム内のASSETSを転売して稼ぐ
①オリジナルの作品をNFTマーケットプレイスで販売する
オリジナルの作品を作り、NFTマーケットプレイスで販売しお金を稼ぐことができます。
①LAND内で自作したゲームやジオラマを有料で提供する
「Game Maker」という自作のゲームを作成するツールを使ってゲームをつくり、それをやってもらうことでマネタイズできます。プログラミングなどの難しい知識は不要で、簡単に作ることができます。 ※2022年1月現在Macは非対応となっています。
②自分のLANDを貸し出す
LANDは非常に高額なため、所有者は非所有者に対して土地を貸し出すことができます。
この仕組みにより、LANDを購入できない方でもクリエイターとして参加することができ、マネタイズすることができます。
その時に貸し出す側も収益の一部を自動で得ることができます。ただし レンタルサービスの実装はまだで、今は待つしかありません。
LAND貸出は不動産収入のようなイメージですね。
③自分でASSETを作成する
先ほど説明したVoxEditと呼ばれるクリエイター向けの機能を使います。
ASSET(キャラクターやアイテム)をつくり、ゲーム内のNFTマーケットプレイスで自由に取引ができるため、それでマネタイズできます。
ASSETの作成には特別なスキルは必要ないので、初心者にもおすすめです。
④ゲーム内のASSETSを転売して稼ぐ
ゲーム内のASSET(キャラクターやアイテム)を作るための「モデラー」という形の参考と「アニメーター」と呼ばれる動きを設定する2段階で「Voxelアート」を作成します。
そしてゲーム内のASSETを転売することで、マネタイズできます。
ゲーム内のマーケットプレイスではキャラクターやアイテムといったASSETが取引されています。
ただし購入する際にはそれが適正な価格かどうか注意しましょう。
相場よりも高額な価格で売られていることもあるみたいです。
このゲームの作品はCoincheck NFT(β版)でも取り扱っていて、ゲーム内で買ったASSETの取引が可能です。
人気がでてくれば、外部のNFTマーケットプレイスで転売して稼げます。
The Sandboxをプレイヤーとして楽しむ
プレイヤーはLAND内に作られたゲームの中からプレイしたいものを自由に選んで遊べます。
さらにゲームをすることでプレイヤーも収益を上げることが可能だと言われています。
ただし現状どのようなゲームが存在するかはまだ分からないのでThe Sandboxをプレイヤーとして楽しむことができるのはまだ先の話になりそうです。
The Sandboxでよく使う言葉3選
このゲームでよく使われることが多い用語を3つ紹介します。
METAVERSE(メタバース)
METAVERSE(メタバース)とは仮想空間のことです。
LAND(ランド)
LAND(ランド)とはMETAVERSE内にでの土地のことです。(発行数上限:166,464個)
ランドはこのゲーム内のマーケットプレイスやCoincheck NFT(β版)でも購入することが可能です。
ランドを持つメリット
- The Sandboxのゲームへ参加
- LANDでゲームや体験を主催
- LANDでイベント開催
- The Sandboxメタバースガバナンスへの参加
ESTATE(エステート)
ESTATE(エステート)とは、ランドが集まったゲーム内における地域のことです。
1LANDは、96メートル(縦) x 96メートル(横) x 128メール(高さ)です。
1アバターが1メートル x 1メートルですので、1LANDでも十分に広い空間ということがわかります。
ESTATEは複数のLANDから構成された地域を指します。
合計9つのLANDから構成されており、3 x 3ESTATEが最小とです。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)で遊ぶ際の注意点
ここではゲームで遊ぶ際の注意点を説明します。
- 「稼ぐ」が目的の場合、収益化に時間がかかる
- ウォレットの秘密鍵は厳重に管理する
- 偽物が売られていることがある
「稼ぐ」が目的の場合、収益化に時間がかかる
先述の通り、LANDは現在100万円を超える金額なのでなかなか手を出せる金額ではありません。
ランドのレンタルが実装されるまではツール操作の練習をしておきましょう。
ウォレットの秘密鍵は厳重に管理する
仮想通貨と関わっていくならウォレットは必ず必要です。
ウォレットが銀行のキャッシュカードとすれば、秘密鍵は暗証番号のようなもの。紛失すると資産を取り出せなく恐れがありますし、最悪流出してしまったら大切な暗号資産を全て失いかねません。
偽物が売られていることがある
The Sandboxで遊ぶ時はLANDをOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで購入する必要あります。
そこでは偽物の「LAND」が売りに出されるということもありました。
偽物を買わされることがないように、作品の内容や相手の情報をしっかり確認するよう注意しましょう。
NFTマーケットプレイスの運営者やThe Sandboxの公式サイトに直接問い合わせしてみても確認するのも偽物を手にしない対策になりそうですね。
よくある質問
最後によくある質問を紹介します。
- 初期費用はかかりますか?
- 日本語対応していますか?
- 未成年でも遊べますか?
- スマホでも遊べますか?
初期費用はかかりますか?
ゲームは仮想空間上の土地となる「LAND(ランド)」があればプレイできます。
ランドはOpenSeaやCoincheck NFTなどのNFTマーケットで購入することがますが、今は3.0ETH~(約100万円)となかなか手が出る金額ではありません。
出品者によっては相場より高く価格を設定している場合があるので要注意!
LANDの購入が難しい場合はレンタルすることもできます。
日本語には対応していますか?
The Sandboxは現在4ヶ国語に対応しおり、日本語でのゲームをプレイも可能となっています。 しかし公式サイトの大部分は英語のままであまり翻訳されていません、
安心してゲームをするためにはある程度英語の知識があるといいかもしれません。
ちゃんと日本語でゲームをしたい場合は、公式のアップデートを待つ必要があります。
未成年でも遊べますか?
公式サイトでは、ゲームの対象年齢は18歳以上とかかれています。
そもそもLANDでアイテムを売買するためには取引所に口座を開設しなければいけません。そして日本の国内取引所は未成年の口座開設は基本的に許可されていないため、難しいでしょう。
スマホでも遊べますか?
現在はパソコンだけしか遊べません。
運営からもリリースに関する情報はまだなので、もう少し時間がかかりそうです。
全く同じ名前の「The Sandbox」というスマートフォンアプリが既にありますが、全く別のゲームなので注意しましょう。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)関連リンク
以下はThe Sandboxに関する主要サイトへのリンクです。
・The Sandbox公式サイト
・The Sandbox公式Twitter
・The Sandbox公式Facebook
・The Sandbox公式Telegram
・The Sandbox公式Discord
・The Sandbox公式Instagram
・The Sandbox公式ブログ
・The Sandbox公式YouTubeチャンネル
・ホワイトペーパー
・エクスプローラー①(Etherscan)
・エクスプローラー②(Ethplorer)
・エクスプローラー③(PolygonScan)
まとめ
The Sandboxは、エコシステムの仕組みがシンプルなのですぐに理解することができます。
ゲームが成功す流ことでブロックチェーンゲーム業界のエコシステムのモデルになる可能性も考えられます。
今後もThe Sandboxに注目です。