この記事ではユーザー数がOpensea(オープンシー)より多いことで話題を集めているについてご紹介していきます。
- Rarible(ラリブル)なに?
- Rarible(ラリブル)の主な特徴
- Rarible(ラリブル)の始め方
初心者の方にもわかりやすいように説明しますね。
ぜひ最後まで読んでみてRarible(ラリブル)を使ってみましょう!
目次
Rarible(ラリブル)ってなに?
通貨名 | Rarible(ラリブル) |
通貨単位 | RARIトークン |
現在の価格 | ¥935.36(2022年4月現在) |
時価総額ランキング | 528位 |
公式サイト | https://rarible.com/ |
対応取引所 |
Uniswap、Hotbit、BKEXなど ※海外取引所のみ |
Rarible(ラリブル)とは、ユーザーが所有しているNFT作品を自由に売買できるNFTマーケットプレイスのことです。
NFTとはブロックチェーン技術によってデジタルコンテンツにオリジナルであることの証明ができるトークンのことです。
アート作品や音楽作品などのコンテンツはこれまでたくさんのコピー品や模造品の被害を受け、よくない転売が繰り返し行われていましたが、NFTの登場によって安心して取引が出来るようになりました。
Rarible(ラリブル)は約一年前の2021年3月中旬に、日本発のNFTゲーム「マイクリプトヒーローズ」を運営している「double jump.tokyo」との提携を行ったことで注目を集めました。
基軸通貨である「RARI(ラリ)」は国内取引所ではどこにも上場していません。
しかし、国内最大手取引所のCoincheck(コインチェック)では上場の可能性があると示唆されています。
2020年設立の新しいサイトですが、OpenSeaに匹敵するほどの規模です。
取引高ではOpenSeaに劣りますが、ユーザー数ではOpesSeaを上回るほどの人気があります。
Rarible(ラリブル)の主な特徴3選!
このマーケットプレイスの主な特徴を紹介します。
- RARI(ラリ)という独自トークンがある
- 他と比べNFT作品の値段が安価に設定されている
- 二次販売でクリエイターにロイヤリティ(報酬)が入る仕組み
RARI(ラリ)という独自トークンがある
Raribleのガバナンストークンである、RARI(ラリ)について説明します。
RARI(ラリ)はNFTであり、唯一無二のものとして区別されています。
トークン保有者のメリット
- 運営指針などの提案の際に投票という形で意思表示の権利がある(決定権ではない)
- 自分が入っているコミュニティ内でNFTの展示についての決定権がある
保有者は上記の特権が与えられます。
今後の方針に関わることができて、自分が売っていきたいNFTを効果的に宣伝できるというのはとても魅力的ですね。
マイニングについて
RARI(ラリ)の発行総量は以下の通りです。
発行総量(上限2,500万枚) | 内訳 |
10% | AirDrop(その内の2%はRaribleユーザー、8%は他のすべてのNFT保有者) |
60% | 市場流動性マイニング |
30% | 投資家&運営チーム |
Rarible(ラリブル)の市場流動性マイニングとは、プラットフォーム内で売買を行うことでRARI(ラリ)を得られる仕組みのことを指します。
運営の意図として、この「市場流動性マイニング」を大きく(60%)設定することでRarible(ラリブル)ユーザーの集客を促すことが出来るとのこと。
例えば、毎週75,000枚のRARI(ラリ)がユーザーに配られていますが、配布割合は売り手と買い手で50%ずつ均等に分配されます。
「売買を行うだけでもらえる」というのは確かにメリットに感じ、結果としてマーケットの取引量とユーザーを増やすことに繋がります。
しかし注意しなければいけないのは、たくさんのトークンを発行するということは同時にインフレ(トークン価値の低下)が起きる可能性が高くなるということでもあります。
RARI(ラリ)のマイニングの仕組みは盛り上がりの後押しもある反面、インフレのリスクがあるということも念頭に置いておきましょう。
他と比べNFT作品の値段が安価に設定されている
Rarible(ラリブル)はその他のNFTマーケットプレイスよりも安く取引が行えると言われています。
例えばここで販売されている作品は0.01ETHなどの低い価格帯のものが多く、少ない予算で購入したい人やNFT初心者にたいして安心して取引ができるため、人気の理由の一つになっています。
ぜひ一度、Rarible(ラリブル)で商品を探してみましょう。
二次販売でクリエイターにロイヤリティ(報酬)が入る仕組み
二次販売とは、いわゆる転売を指す言葉で、クリエイター自らが販売した商品(一次販売)を別の場所で売却することを言います。
これまでの二次販売では「誰が / どこに / いくらで販売したのか」という情報が管理できなかったため、クリエイターは一次販売でしか利益が得られませんでした。
しかしNFTの登場により、上記の管理が簡単に出来るようになりました。
その結果、取引されている商品が二次販売された際は設定した分のロイヤリティーをクリエイターが利益として得ることができます。
クリエイターにとってとても大きなメリットですね。
Rarible(ラリブル)の価格の流れについて
これまでのRarible(ラリブル)の価格の流れについて見てみましょう。
上の画像は2020年12月から2022年2月までのRARI(ラリ)のチャート(RARI/USDT)です。
2020年の登場からしばらく1〜2ドルの低価格で推移していましたが、2021年に価格が高騰しているのがわかります。
そしてこのチャートで注目したいのが赤枠の箇所。
- 2021年2月〜4月の価格
- 2021年8月の価格
- 2021年10月〜12月の価格
それぞれ考察していきましょう。
2021年2月〜4月の価格の流れ
2021年2月から4月にかけて、最大で約43ドル(2020年末の約40倍)まで高騰しました。この時期はNFTが話題になり、仮想通貨市場全体の価格が上がったのが大きな理由です。
そして、RARI(ラリ)はNFT関連のプロジェクトなので他の過疎通過と比べても値段が上がりやすいと言われています。
しかし、40倍にまで高騰した価値は一旦落ち着き、6ドルまで下降しました。
2021年8月の価格の流れ
次に価格が高騰したのが2021年8月のことでです。プラットフォームの大幅アップデートにより最大で約35ドルまで価格が上がりました。
フィルタリングの強化をはじめ、ユーザーにとって扱いやすいようにさまざまな機能改善により注目が集まり、トークン価格が高騰したということです。
2021年10月〜12月の価格の流れ
2021年10月〜12月の去年の終わりにかけてのRARI(ラリ)は、20ドル前後というこれまでに比べ高い価格で推移しています。
この大きな要因として、この時期のビットコインの価格が過去最高値を更新した影響を受けたからだと言われています。基本的に多くの仮想通貨は、基軸通貨であるビットコインの価格の変動に合わせて上下します。
この時期のビットコインの上昇の波は、RARI(ラリ)にも高水準を維持する要因になりました。
しかし今年に入り、ビットコインの価格は下がりました。
それに伴いRARI(ラリ)も2022年2月時点で約7ドルまで下降しました。
Rarible(ラリブル)のこれからの動きや将来性を考察します!
去年のNFTバブルによって大ききな価格変動を繰り返したRARI(ラリ)ですが、これかの将来性はあるのでしょうか。今後の見通しについて解説します。
- NFT市場の成長に伴いユーザーも増える予想
- 他のNFT関連銘柄の値動き
- さまざまなブロックチェーンとの統合
- Rarible(ラリブル)の今後の価格予想
NFT市場の成長に伴いユーザーも増える予想
2021年上半期はNFT作品が異常なほど売買される事態が相次ぎ、NFTバブルとも言われました。
当然、NFTに関わる人の多くがバブル崩壊を心配するを上げたことで実際にバブルが崩壊することになりました。
しかし、それによりNFTが廃れるというのではなく今後はNFTという高い技術を冷静に分析、注目されて正常に市場が成長していくという予想が専門家の見方です。
他のNFT関連銘柄の値動きについて
RARI(ラリ)を含むNFT関連銘柄は業界の動きに連動して価格が上下する傾向にあります。
NFT関連銘柄は以下のようなものがあります。
NFT関連銘柄 | サービス |
エンジンコイン(ENJ) | ゲーム開発の分野が得意なブロックチェーン上で使われる仮想通貨です。 |
サンドボックス(SAND) | NFTゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」で使われる仮想通貨です。 |
マナ(MANA) | ブロックチェーン上のVRプラットフォーム「Decentraland(ディセントラランド)」で使える仮想通貨です。 |
フロー(FLOW) | ブロックチェーンゲームを開発するDapper Labs(ダッパー・ラボ)が生み出した仮想通貨です。 |
デゴ(DEGO) | DeFiとNFTの要素を持つブロックチェーン「Dego Finance」で流通する仮想通貨です。 |
さまざまなブロックチェーンと統合
Rarible(ラリブル)は既にイーサリアムブロックチェーンや「ダッパーラボ」が開発したフローチェーンのプラットフォームとの統合がされています。そして最近だとプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ブロックチェーンの「テゾス」との統合を正式に開始し話題になりました。
さまざまなブロックチェーン・プラットフォームとの統合の背景にはNFTの未来はクロスチェーンであり、相互運用性が成功したNFTシステムの鍵である考えている。
という理念に基づいたものになっています。
Rarible(ラリブル)のCEOであるアレクセイ・ファーリン氏によると、次はソラナとポリゴンとの統合を計画しているとのことです。
Rarible(ラリブル)の今後の価格予想
2022年4月現在では、国内取引所でのRARI(ラリ)の取扱はありません。
もし上場された場合、知名度が一気に高まるのでそれに伴い価格が高騰する傾向にあります。
なので今のうちに保有しておくことでいずれ大きな収益として返ってくるかもしれません。
期待して待ちましょう!
Rarible(ラリブル)出品する方法
簡単に出品可能です。NFTは二次販売できることも大きなメリットの一つです。
以下の手順で出品できます。是非今のうちに出品手順を慣れておきましょう。
- 「作成する」を押す
- Rarible(ラリブル)とメタマスクに連携
- アイテムを作成
- 出品したい作品をアップロード
- NFTの価格を設定しましょう
- 出品したい作品の説明を記入する
- ロイヤリティーを設定
- 出品とNFT化の手続き
- 出品完了
9ステップの内容について詳しく紹介します。
①「作成する」を押す
右上の「作成する」を押しましょう。作品のアップロード画面アクセスします。
②Rarible(ラリブル)とメタマスクを連携
③アイテムを作成
下記画像にも記載がありますが、一個だけ出品する場合は「シングル」。
複数出品する場合は「マルチ」を選択します
④出品したい作品の説明を記入する
NFT化して出品したい作品を選択してアップロードします。
⑤NFTの価格を設定しましょう
販売方法と価格決めましょう。
⑥作品の説明を記入します
出品する作品の説明情報を記入しましょう。
しっかり情報を記入することでより欲しい人が増えます。
手を抜かずにしっかり情報を記入しましょう。
⑦ロイヤリティーを設定
ロイヤリティとは、二次販売の時に著作権をもったクリエイターに数%還元されるお金のことです。使用料のようなイメージです。ロイヤリティを決定したら出品していきましょう。
⑧出品とNFT化の手続き
ここでは、ブロックチェーンに関わる手続きが必要になります。表示される通りに「署名」をクリックしましょう。
⑨出品完了
最後に出品されているかを確認し、出品完了です。
Rarible(ラリブル)のその他のコンテンツ
その他の主なコンテンツとして、以下の2種類があります
- Explore(探索)
- Activity(活動)
上記2つは会員登録しなくても使えるというメリットがあります。
会員登録が不安で最初は避けたい人でもまず使ってみるコンテンツがあるのはいいですよね。
一つずつ詳しく説明します。
Explore(探索)
新着順やジャンル別に出品されている作品を閲覧できる機能が「探索」です。
NFTを買おうと思ってもいきなり欲しいものを見つけるのは難しいですよね。
その場合、まずはどんな作品が売られているのか見てみましょう。
見るだけであれば会員登録は必要ないので気軽に見られます。
下画像の上部にある「Explore」か「探索」と書かれているボタンから閲覧可能です。
Activity(活動)
Activity(活動)では、その作品のリアルタイムでの取引履歴が確認できます。
どれくらいで売れるかという相場を知っていることで、価格設定が行いやすくなります。
そのために必要な機能が「Activity(活動)」です。この機能をつかって、作品の相場を勉強しましょう
取引履歴を見ることで流行りや変動を敏感に察知したりできます。
取引を行わなくても情報収集ができるためおすすめです。
Rarible(ラリブル)を使う際の注意点
- インフレを引き起こす可能性に注意する
- 販売手数料がかかる
- 日本語対応が甘い
インフレを引き起こす可能性に注意する
RaribleでNFT売買をすればRARI(ラリ)をもらえるユーザーから注目されています。
しかし、毎週日曜配られる支給枚数は75,000RARIとかなり多く、インフレのリスクがあると危惧されています。
販売手数料がかかる
さらに、Rarible(ラリブル)では販売額の2.5%を手数料として徴収されます。
手数量の比率としては安いほうですが、出品する際には気をつけましょう。
日本語対応が甘い
Rarible(ラリブル)は日本語表示ができるようになっていますが、正直翻訳のレベルは高いとは言えません。
さらに翻訳されていないページもあるので、英語に不慣れな方は都度翻訳サービスを利用する必要があります。
RARI(ラリ)を獲得する手段を説明します!
ガバナンストークンであるRARI(ラリ)の入手方法を説明します。
主に以下の3つの方法で入手できます。
- Rarible(ラリブル)を利用して獲得する
- Uniswap(ユニスワップ)を利用して獲得する
- Airdrop(エアドロップ)で獲得する
Rarible(ラリブル)を利用して獲得する
最も基本的な入手方法としてRarible(ラリブル)を利用することです。
日本円や米ドルなどの「法定通貨」でRARIを購入することはできません。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を用意しておきます。これを使ってRARIを購入しましょう。
なおかつ先述の通り、流動性マイニングなどによってもRARIを受け取ることができます。
Uniswap(ユニスワップ)を利用して獲得する
Uniswap(ユニスワップ)とは、イーサリアム上に構築されたDeFiサービスの分散型取引所(DEX)のことです。
さらにこの際はメタマスクも必要です。
メタマスクとユニスワップを連結して、交換を行います。
取引内容に問題が無ければ、スワップ(交換)することでRARI(ラリ)を購入できます。
Airdrop(エアドロップ)で獲得する
NFTをもっていれば、エアドロップ(airdrop)でRARIを入手することも可能です。
NFTを持っていなければ、あらかじめ購入して準備しておきましょう。
そして、エアドロップはRarible(ラリブル)を使っていなくてもエアドロップに参加できます。
Rarible(ラリブル)に関する質問にお答えします!
- 日本でもRarible(ラリブル)は使える?
- NFTを出品して利益が出たら税金を払わないとダメ?
日本でもRarible(ラリブル)は使える?
Raribleは海外のNFTマーケットプレイスですが、日本からも利用できます。NFTの閲覧や調達だけでなく、制作や販売まで、日本からでも対応しています。
NFTを出品して利益が出たら税金を払わないとダメ?
NFTの取引で利益を得た場合にも税金が発生します。
所得の種類が事業所得や雑所得など状況によって変わるため、税金の種類も異なります。
今回の記事のまとめ
いかがでしたか?
今回の内容をまとめると以下の通り
- Rarible(ラリブル)とはNFTマーケットプレイスのこと
- RARI(ラリ)を保有しておくとメリットが多い
- さまざまなサービスと統合を進めている
- NFT市場の成長に合わせて価格が高騰する可能性もある
- 日本でも使えるが、海外のNFTマーケットプレイスなので詐欺には注意
つまり、今後も要注目のNFTマーケットプレイスだということですね!
この記事をきっかけにRarible(ラリブル)を使用してみたくなったと思ってもらえたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!