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せっかくNFTアートを作ったのに売れない!?
初めから残念なお知らせになりますが、
そもそもNFTアートは売れないモノだと考えた方良いかもしれません。
- 自分自身でお金を出してまで買いたいと思えるモノか
- アート作品をお金を出して買う人がどれだけいるか
NFT業界はかなり発展途上な業界です。そこに対してお金をかけられる人がどれだけいるでしょうか?
おそらくかなり低い数字だと言えます。さらに、絵が上手な人は世界中でかなりの数がいます。
こんなことを冒頭から言っていては元も子もありませんが、大切なのは「なぜ自分の絵を買うのか」をという自分のNFTの価値を自分自身で見出せていないのであれば、売れることは極めて稀である。ということです。
ではどんな絵なら人はお金を払っても欲しいと思えるのか。
それはつまり、自分の作品がどれだけの付加価値を持っているかによります。
- 投資的な価値
- 購入したら追加でオーダーメイド作品をGiveaway
- NFT業界のノウハウが書かれたPDFデータのプレゼント
- 限定コミュニティの参加券
一番は投資的な価値で間違いないと思います。現実のアート作品も殆どが投資目的に売買されるので。
しかし、いきなり自分のイラストに投資的な価値を持たせることは難しいと思います。
なので現在NFTアート業界で名を挙げている人の多くは絵を買うことに上記のような別の特典を自分なりに考えて行動しています。
NFTを売るために欠かせない5つの要素
売れているNFTには共通点があります。以下の要素を意識しながら自分の創作に役立てましょう。
- Unity(単一性)
- universality(統一性)
- popularity(話題性)
- production(演出)
- special(特別感)
①Unity(単一性)
同じモノ数多く存在するだけで価値は下がります。
これはNFTでも同じことが言えます。同じものが多いほど希少性(レア度)がなくなり魅力の薄い作品になるので作品は一点ものである必要があります。
②universality(統一性)
もし、いろんなジャンルで絵を書いているのであればコレクションは分けましょう。
例えば同じコレクションの中に可愛い系の絵や癖の強いアート調の絵、または写真など一括りにしてあると
「なんの」クリエイターなのかわかりません。さまざまなジャンルの絵を用意出来ることはすごいことだと思いますが、コレクションを見る人の立ち位置に立った気持ちで「分かりやすいコレクション」であることが一番です。
③popularity(話題性)
話題となるアクションを起こしましょう。
著名人からの購入やリアル広告のジャックなど、売れるNFTというのは何かしら話題になるアクションを起こしています。
④production(演出)
自分のコレクションが人気だということも演出することもNFTを売るためには大切です。
もちろん、嘘はだめなので出来る範囲で最大限の演出を考えます。
「バンドワゴン効果」というのをご存知でしょうか?
みんなが欲しがる物を、人は欲しがるという心理現象のことを指します。
ちなみに限定性を強調する手法として「スノップ効果」というモノがあります。
「残り1点」、「本日最終日」など多くの人が無意識に使っている手法でもあります。
これも上手く取り入れて売っていきましょう
⑤special(特別感)
そのNFTをてにすることでどんな未来が待っているのかという特別感を見せることです。
ホルダー限定コミュニテイへの招待やプレゼントなど、買ってくれた人への特典ですね。
そして次に大切になってくることが「宣伝と広告」です。
今から始められる手法をお伝えしていきます。
NFTを1つ売るための効果的な宣伝と広告方法
売れるためのNFTの要素がわかったところで、この章ではNFTを売る最初の一歩に取るべき戦略を考えます。
- twitterの宣伝枠を活用
- プレスリリースを行う
- マーケターとタッグになって広告
Twitterの宣伝枠を活用
NFTに関わるTwitterで、「#NFT宣伝枠」「#NFT招待枠」としてリプライ欄を開放しているアカウントを見たことはないでしょうか?
SNSを始めたての方でもこのリプライ解放欄に自分のアピールをすることでインプレッション(表示回数)を上げることができます。
ぜひ積極的に活用していきましょう。
② プレスリリースを行う
NFTではプレスリリースを活用してるプロジェクトが沢山あります。
「PR TIMES」は1配信3万円からと割と手軽です。
ネット中心に広範に訴求できるので、検討して損はないでしょう。
③ マーケターとタッグ
マーケターとタッグを組んで、NFTコレクションを運営するケースも増えています。
この点のメリットは、クリエイターは制作に集中することができると言う点です。
NFTの運営はやることが多く、相性が良い方がいれば一緒にやってみるのも一つの手です。
ただし、複数人でやるとなればこれまで自由におこなってきた創作活動が少なからず制限されるというデメリットもあります。タッグでやる以上起こり得ることですが、そのあたりも踏まえておく必要があるでしょう。
インフルエンサーの影響力の味方につける
自分の作品を多くの人に周知させるための方法として、インフルエンサーの力を借りるというものがあります。
現在日本で一番影響力のあるNFTインフルエンサーなのがイケハヤさん。
イケハヤさんはNFTクリエイターの方とも積極的に交流を行うことでNFT業界を盛り上げています。
この章ではイケハヤさんを例に、インフルエンサーの方の影響力を味方につける方法を説明していきます。
- イケハヤさんのコレクションを分析
- CryptoNinjaの二次創作に挑戦してみる
- 自分の作風とトレンドを掛け合わせたNFTを作る
- TwitterでNFTを広告する
- NFTインフルエンサーの発信に一番に反応する
イケハヤさんのコレクションを分析
イケハヤさんからリツイートをしてもらうためには、今イケハヤさんが集めているコレクションを分析して要素を満たした作品を逆算的に作るのが最速です。
つまり、欲しいと思っているであろうNFTの共通点を探すことです。
イケハヤさんのOpenSeaの「Favorited」では、コレクションを確認できます。
- 可愛らしい女性のイラスト
- 多くの人が上手だという程度の画力がある
- 正方形(SNSアイコン向き)
- インフルエンサーの作品
という共通点がありました。お互いに相乗効果が見込めるモノをコレクションしていると言えますね。
CryptoNinjaの二次創作に挑戦してみる
イケハヤさんはコミュニティでの二次創作もOKだと言っています。
これにより、本家のキャラクターを多くのクリエイターが自分の作風で新たに描き出して参加するクリエイターがどんどん増えました。市場の盛り上げに直結します。
さらに二次創作の作品にっもイケハヤさん自身が評価したモノは、彼のTwitterで拡散されたりします。
イケハヤさんのTwitterで拡散されることは相当な数の周知が期待できるということが想像できますよね。
自分の作風とトレンドを掛け合わせたNFTを作る
インフルエンサーの影響力を借りるためには、1つでも「トレンド内のNFT」であることが必須。
すなわち二次創作×あなたの作風ですね。混ぜるべきテイストは前述の通りです。
NFTアートの現在のトレンドが「CryptoNinja二次創作」界隈なのでまずは認知されましょう。
TwitterでNFTを広告する
NFTの宣伝や情報収集はほぼTwitterで完結できます。
無名クリエイターの場合、何をツイートしても超絶技巧の才能がない限りは殆ど誰もみてくれません。
「まずは認知されること」を実践すべく、CryptoNinja二次創作を作って、イケハヤさんからのリツイートを狙ってましょう。
NFTインフルエンサーの発信に一番に反応する
ちょっとしたポイントですが、NFTインフルエンサーのTwitterやDiscordでの発信があれば一番をとるくらいの気持ちで最速で反応してみるといいです。
行動というところでの一番です。
- NFTについて私見が発言された
- 音声配信でNFTトークされた
- Openseaのデメリットがツイートされた
- 私見についてのまとめを図解したツイートをする
- 配信内容をまとめたツイートをする
- Openseaデメリットについてまとめてブログを書く
こういった事を一番に行います。
インフルエンサーの方の心情から「ついさっきの発言で、この人は理解してまとめまで」と判断され、リツイートされやすいです。
参考にしたい日本のNFTコレクション3選
参考にしたいNFTコレクションを紹介します
- Zombie Zoo Keeper
- CryptoNinja
- Onigiriman’s cute girl Collection
①Zombie Zoo Keeper
「ゾンビの動物園の飼育員」がコンセプトというNFTアート。
これを描いたのはなんと8歳の少年です。
コンセプトのユニークさとドット絵のポップさが特徴で、世界的DJのスティーヴ・アオキ氏によって約240万円で購入されて爆発的な人気となりました。
日本にNFTを広く知らしめるきっかけになったコレクションです。
②CryptoNinja
こちらは、インフルエンサーのイケダハヤト氏が展開するコレクション。
コミュニティ活動がかなり盛んで、二次創作で度々話題に上がります。
また、EXILEの関口メンディさんが購入したことでも大きな話題となりました。
SNSを通じたマーケティングから学べる部分が多いコレクションです。
③Onigiriman’s cute girl Collection
Onigirimanさんがの作品はかわいい女の子のイラストが特徴のコレクションです。
OpenSea上では累積取引量が200ETH(約1億円)を突破したことで話題となっています。
「かわいい女の子」というコンセプトがNFTアートにマッチした良い例と言えるでしょう。
市場を海外に向けるのもアリ
自分のmNFTが売れないことについて、悲観することではありません。
そもそもNFTそのものが発展途上で、参加者の母数自体が少ないからです。
- マーケットプレイス最大手のOpenSeaでさえ月間たった「47万人」
- 日本に限るとNFT購入割合は世界でも最低の2%
- つまり、国内の供給と需要割合は体感で言うところの「9:1」
この超過酷な数字の中、現役バリバリのイラストレーターの人に打ち勝って購入してもらうのはかなり難しいです。
特に、日本は遅れていると言われていてNFTの所有者も人口の0.001%とか。
なので基本的に、NFTアートが売れないのは当然です。
であれば日本の市場よりも海外にフォーカスした方が需要はあるはずです。
そもそも母数が違いますからね。なので海外に目を向けましょう。
もちろん日本での広告活動も同時進行で行えばいいんです。
オンラインの大きな長所ですね。
日本のコミュニティに属しつつ、Twitterやその他のSNSを通して海外の人とやり取りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
まとめ
NFTアートは基本的には売れないと厳しい意見も言ってしまいました。
そもそも自分の絵を売ることなんて去年までは考えてもいなかった人が大多数ではないでしょうか?
いきなり出てきた技術に直ぐに順応できてマネタイズできている人はごくごく一部です。
なかなか売れないからと悲観することなく、今までなかった技術のおかげで売れる機会が大幅に広がったということにチャンスを感じましょう。
この記事を読んでくれている人のように自分の作品を広めるために日々研究と行動を重ねれば、きっとあなたの作品が注目される日も来るはずです。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。