仮想通貨のセーラーネットワーク(CELR)ってどんな特徴のある通貨なの?どこで買えるの?
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事ではセーラーネットワーク(CELR)の特徴や買い方・購入方法・将来性などを解説していきます。
今回の記事を読むことでセーラーネットワーク(CELR)に関する理解が深まるはずです。
目次
仮想通貨セーラーネットワーク(CELR)の基本情報
通貨名 | Celer Network |
ティッカー・シンボル | CELR |
公開日 | 2019年3月25日 |
価格 | 1.94円 |
時価総額 | ¥12,882,996,854 |
総発行枚数 | 10,000,000,000 CELR |
循環供給 | 59.5億 |
時価総額ランキング | 第174位 |
ブロックチェーン | イーサリアム |
トークン規格 | ERC-20 |
コンセンサスアルゴリズム | PoLC(Proof of Liquidity Commitment) |
Celer Network(セーラーネットワーク)とは、取引遅延や手数料の高騰などのスケーラビリティ問題の解決を目的としたレイヤー2スケーリングプラットフォーム内で流通しているトークンのことです。
ブロックチェーンの負荷を軽減しながら取引所できる「レイヤー2(セカンドレイヤー)」を導入したプラットフォームの提供をしています。
Celer Networkの運営チームは、世界的にも有名なカリフォルニア大学バークレー校やマサチューセッツ工科大学の博士も在籍しているなど、チームメンバーが優秀な方ばかりです。
Celer Networkの独自トークンCELRとは
Celer Networkの単位はCELR(セーラー)です。2019年3月に公開され、総発行枚数は100億CELRとなっています。バイビットやバイナンスで購入できます。
Celer Networkは「Ethereum(イーサリアム)」のプラットフォーム上で構成されているため、貨幣規格は「ERC-20」です。
CELRトークンの使用用途は、メタマスクなどのイーサリアムウォレット対応の決済手段やDApps内での取引通貨、さらに今後は分散型金融「DeFi」でのデリバディブ取引にも対応範囲が広がるそうです。
また、コンセンサスアルゴリズムには、「PoLC(Proof of Liquidity Commitment)」と呼ばれる柔軟性に特化した信頼性の高いものが活用されています。
なお、以前の合意形成による厳格では、オフチェーンでの範囲拡大に課題が発生する可能性があり、「PoLC」を活用することでオフチェーンでも数多くの柔軟性を確保することが可能となりました。
セーラーネットワーク(CELR)の特徴
セーラーネットワーク(CELR)の特徴は以下の通りです。
- 分散型アプリケーション「DApps」である
- レイヤー2で高速かつ送金の低コスト化を実現
- 拡張可能なブロックチェーンが多い
- DAppsマーケット「CelerX」を展開
- 「CelerSDKs」でブロックチェーンを自由に構築可能
- 4層の独自構造でトランザクション承認
ひとつずつ詳しく解説していきます。
①:分散型アプリケーション「DApps」である
セーラーネットワークの特徴として分散型アプリケーション「DApps」であることが挙げられます。
分散型というのは、中央の管理者が必要ないブロックチェーンであるといえます。
非中央集権型とも呼ばれており、他人が管理することがないため不要な手数料が発生しません。
また、利用者間が直接取引できるサイクルであることから、手数料だけでなく取引スピードの遅れもなくなります。
②:レイヤー2で高速かつ送金の低コスト化を実現
セーラーネットワークは「レイヤー2で高速かつ送金の低コスト化を実現」しています。
たとえば、イーサリアムでいえば、レイヤー1はイーサリアムメインであり、レイヤー2はイーサリアムをサポートするチェーンです。
レイヤー1は安全策を重要としているため、多くの場合、処理能力には注力していません。
そのため、Celer Networkはレイヤー2で、フルスピード、ロー手数料の送金とスマートコントラクトを活用します。
③:拡張可能なブロックチェーンが多い
3つ目の特徴として「対応するブロックチェーンが多い」ことが挙げられます。
セーラーネットワークは多彩なブロックチェーンと呼ばれるものであり、たとえば下記のようなブロックチェーンに活用されています。
- Ethereum
- DIFINITY
- Quantum
特にイーサリアムベース以外のプラットフォームは、EVMベースで展開していることがほとんどです。
EVM(イーサリアム仮想マシン)とは、イーサリアムのスマートコントラクトのコントラクトコードを実行するための「翻訳機」として機能するものを指します。
そのため、全部のEVMベースのブロックチェーンに活用しているのは、それだけセーラーネットワークの選択肢が広がることを示しています。
④:DAppsマーケット「CelerX」を展開
セーラーネットワークはDAppsマーケット「CelerX」を展開しています。
CelerXとは、セーラーネットワークが一般のユーザー向けに展開しているDAppsマーケットのことで、開発したDAppsを公開したり、公開されているDAppsをプレイすることができます。
ソリティアやeSport、ソパズルゲームなど複数のDAppsが展開されているので、DAppsを通じて仮想通貨Celer Network(CELR)を稼ぎたい方は以下の公式サイトから飛んでみてください。
【CelerX】https://celerx.app/
⑤:「CelerSDKs」でブロックチェーンを自由に構築可能
セーラーネットワークは「CelerSDKsを提供している」ことも特徴です。
これによって、誰でも簡単にSDKモジュールを用いたブロックチェーンがつくれます。
SDKとは「ソフトウェア開発キット」のことです。
SDKといえばクロスチェーンに強みのある「Cosmos SDK」が主流ですが、今後セーラーネットワークも展開予定です。
今後dAppsや仮想通貨取引プラットフォームを展開する際には、CelerSDKsが浸透化する将来も近々くるといえるでしょう。
⑥:4層の独自構造でトランザクション承認
セーラーネットワークは「4層の独自構造でトランザクション承認を行う」のも特徴です。
- cApps:アプリケーションが存在する層
- cRoute:決済を非中央集権的に処理する層
- cOS:アプリケーションを開発するための層
- cChannel:流動性を高めるための層
たとえばビットコインでいうと、全部の層でトランザクション承認を行っていました。
トランザクション承認とは?
トランザクションとは取引のこと。
ブロックチェーン上で行われる売買に対して、シークレットキーによる認証が必要で、この一通りの流れを承認と呼びます。
これにより取引データ量が増加すると、処理スピードの遅れが生じた手数料も値上げするという課題があります。
しかし、セーラーネットワークでは各層が徐々にトランザクション承認を行うため、売買処理スピードはかなり速いです。
4層構造によって、取引する手数料の安さがメリットと言えるでしょう。
セーラーネットワーク(CELR)の現在の推移価格
2022年6月現在、CELR(Celer Network)の価格は1CELR=1.79円となっており、時価総額は約1,290億円で仮想通貨時価総額ランキング第174位です。
直近のチャート的には6月20日に1CELR=1.94円という上場来高値をつけ、一気に注目度を高めています。
セーラーネットワーク(CELR)の買い方・購入方法【4ステップ】
セーラーネットワーク(CELR)の買い方について解説していきます。
簡単にまとめると、以下の4つのステップで購入することができます。
- 手順①:国内仮想通貨取引所の口座開設
- 手順②:コインチェックでBTC(ビットコイン)を購入
- 手順③:BINANCEにBTCを送金
- 手順④:BTCでセーラーネットワーク(CELR)を購入
下記で画像を使いながら、詳しく買い方の説明をしていきます。
手順①:国内仮想通貨取引所の口座開設
まずはコインチェックやGMOコインなどの国内仮想通貨取引所の口座開設をしましょう。
この記事では、コインチェックでの購入方法について解説していきます。
まだコインチェックの口座を持っていない方は、以下の記事より口座開設を完了させましょう。
手順②:国内仮想通貨取引所でBTC(ビットコイン)を購入
コインチェックの口座開設が完了したら、ビットコインを購入してください。
ビットコインの購入方法についても以下の記事で詳しく解説されています。
手順③:BINANCEにBTCを送金
まずはコインチェックにログインしましょう。
ログインできたら「ウォレット」をタップします。
送金したい仮想通貨を選択します。
そして、「送金」をタップします。
するとこのような画面が表示されるので、1つずつ項目を埋めていきましょう。
まずはアドレスからアドレスをタップします。
「登録された送金先がまだありません」と表示されるので「送金先を追加」をタップします。
今回はバイナンスに送金するので送金先名に「Binance」と入力します。
入力ができたら続いて、送金先のバイナンスにログインしましょう。
バイナンスにログインできたら「ウォレット」をタップします。
「両替」を選択します。
そして、「入金」をタップします。
ここに「BTC」と表示されているので、「BTC」を選択します。
すると送金に使用するネットワークが表示されるので、「ピットコイン」を選択します。
国内取引所から海外取引所へ送金する際は、基本的にこのビットコインネットワークを使用して送金します。
ここでネットワークを間違えると最悪の場合、送金したビットコインがなくなってしまう可能性があるので、十分気を付けて下さい。
ビットコインネットワークを選択するとこのような画面が表示されるので、BTC入金アドレスの横に表示される「コピー」をタップします。
これでビットコインアドレスがコピーされました。
それからもう一度コインチェックのスマホアプリに戻りましょう。
戻ったら送金アドレスのところに先ほど登録したビットコインアドレスを貼り付けます。
貼り付けができたら追加ボタンをタップします。
登録している携帯番号にショートメッセージで認証用の数字が送られてくるので確認して入力しましょう。
これで送金先の登録が完了です。
続いて、戻るをタップします。
送金先サービス名をタップ。
すると、色々な取引所が表示されるので、一番下までスクロールして「その他」を選択して「完了」をタップ。
送金サービス名の下に「具体的な送金先サービスを入力してください」という欄が表示されます。
ここに「Binance」と入力しましょう。
続いて、その下も「受取人種別」をタップします。
「本人への送金」を選択後「完了」をタップします。
最後に送金したいビットコインの数量を入力して、
下に表示されている「BTCを送金」をタップすると送金手続き完了となります。
送金手続きが完了すると、コインチェック側で送金手続きが行われてバイナンスへ着金する形となります。
初めて他の取引所やウォレットに送金する場合は、少額で試してみてきちんと送金できるか確かめた上で、本来送金したい数量を送金しましょう。
手順④:BTCでセーラーネットワーク(CELR)を購入
CELRはBTC建てのFETプラットフォーム(CELR/BTC)で購入可能です。
目的の取引画面は取引画面上の右側にある検索ボックスに「celr」や「CELR」と入力すれば出てきます。
使用環境によっては「CELR/USDT」というものが表示されるかもしれませんが、BTC建てで取引をするため「CELR/BTC」を選びましょう。
CELRを購入する際は、中央左側のグリーン欄に入力します。
逆に売却する際は、右側のレッド欄に売りたい価格や数量を入力します。
BUYメニューにある指値注文。
価格と数量を決めてCELRを購入します。
正確には、買い注文をボードに並べる理由であり、価格が下落傾向で「この価格まで安くなったら買おうかな」という買い注文であれば指値注文を使いましょう。
ただし、現価格に比べて安すぎる価格で注文を行っても、永遠に買い注文が下の方で残り続けることになります。
続いて成行注文は、現在の売り注文から価格の安い順に売り板を買い上げていく方式です。
そのため、購入価格の指定ではなく、数量のみを選択します。
現在価格近くで今すぐにCELRが欲しい!という方は成行注文ですぐに購入しましょう。
ただし、高額での購入を考えている方は、大金まで含み損しないように売り板の厚さをチェックすることも重要です。
セーラーネットワーク(CELR)の将来性|3つの要素から推測
セーラーネットワーク(CELR)の将来性を下記の3つの要素から解説します。
- 多数の企業から出資を受けている
- トラストウォレットとパートナーシップを締結
- 過去にバイナンスローンチパッドにてIEOを実施
ひとつひとつ詳しく紹介していきます。
多数の企業から出資を受けている
将来性が期待できる要素の一つとして「多数の企業から出資を受けている」ことです。
具体的には下記のような会社から出資を受けています。
- Pantera社
- DHVC社
- FBG社
- Matrix Partners China社
- FreeS Fund社
将来性に見込みがあると注目されているからこそ、多くの企業から出資が受けられているのでしょう。
トラストウォレットとパートナーシップを締結
セーラーネットワーク(CELR)はBINANCEの公式ウォレットである「Trust Wallet(トラストウォレット)」と計画的同盟を提携しています。
両者はこの同盟を通じて利用者の効率性向上を目指します。
Trust WalletのユーザーはイーサリアムやERC-20トークンをCeler Networkのレイヤー2スケーリングネットワークを利用して送金できるようになります。
同盟は現時点では決済及びDappsに限られていますが、今後少しずつゲームや分散型金融取引などへ展開していく予定です。
過去にバイナンスローンチパッドにてIEOを実施
将来性が期待できる3つ目の要素として「Binance Launchpadで資金調達を完了している」ことです。
2019年3月19日に行われた「Binance Launchpad(バイナンス ローンチパッド)」の第三弾としてCeler Networkのプロジェクトが選ばれています。
IEO価格は、1CELR=0.0067USD(1CELR=0.000434BNB)での販売となりました。
IEOとは?
IEO(Initial Exchange Offering)とは、ブロックチェーンプロジェクトの事業者が仮想通貨を用いて資金調達をおこなう手段のひとつです。
2022年1月現在までIEOが開始されたのは約20銘柄で、これだけでも貴重だということが伺えます。
また規模透過性問題を解決するために、セカンドレイヤーを活用している仮想通貨がほとんどですが、IEOが採用されている仮想通貨は少ないといえます。
これにより、特化型にもアクセスしているといえるでしょう。