【保存版】NFT発行でも使われているイーサリアム以外のブロックチェーンを説明します!

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NFTの発行や売買において一番有名なプラットフォームはEthereum(イーサリアムブロックチェーン)ですが他にも使われているブロックチェーンがあるのはご存じですか?

 

  • イーサリアムブロックチェーンのガス代を抑えたい
  • 取引処理速度をなんとかしたい
  • 他のブロックチェーンも使ってみたい

今までEthereum(イーサリアムブロックチェーン)やPolygon/ポリゴン(MATIC/マティック)を使ってNFT活動を行なっていた人にとって新しく発見があると思います。

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この記事がEthereum(イーサリアムブロックチェーン)の他にもいろんなプラットフォームを利用するきっかけになれたら幸いです。

 

なぜEthereum(イーサリアムブロックチェーン)になったのか

そもそもなぜNFT=Ethereum(イーサリアムブロックチェーン)ということになったのでしょう?

NFTのが世界中に認知されることになったあらましを簡単に説明します。

  • 始まりはBitcoinとの関わりもあった
  • ERC-721の登場で転機が訪れる
  • Cryptokitties(クリプトキティーズ)の登場で仮想通貨業界で注目された
  • 2021年のNFTアートブームで世界中に広まった

始まりはBitcoinとの関わりもあった

NFTが最初に登場したのは2012年。ビットコイン(BTC)の最小単位「satoshi(サトシ)」(トークン)に色を付けて所有者を紐づけるという『Colored Coins(カラードコイン)』というテストを行なっていたのが始まりだと言われています。

しかし、ビットコイン(BTC)の内部で使われているプログラミング言語が上記のような「紐付け」にしたものではなかったため、当時NFTが世に広まることはありませんでした。

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ちなみに、ビットコイン(BTC)では「Script」というプログラムや処理系が小さく済み、IoTなど組み込み機器にも適した言語が使用されています。

ERC-721の登場で転機が訪れる

それから5年後の2017年のことです。

Ethereum(イーサリアムブロックチェーン)上に「ERC-721」(Ethereum Request for Comments 721)がリリースされました。

今回は細かな説明は割愛しますが、「ERC-721」で作られたトークンはNFTの特性である「独自アドレスを付与」する行為に適した仕様で、NFTが簡単に作れるようになりました。

Cryptokitties(クリプトキティーズ)の登場で一気に認知された

同年、「ERC-721」で作られたNFTゲーム「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」がリリースされます。

 

当時は仮想通貨バブルだったこともあり、新しいブロックチェーン技術で作られた「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」は仮想通貨業界で大きな注目を集めます。

一時は単なるデジタルデータに2,000万円近くの値段がつくほどに高騰し、最初のNFTブームだと言われました。

CryptoKitties(クリプトキティーズ)について詳しく知りたい方はこちらから

2021年のNFTアートとGameFiブームで世界中に広まった

そして2021年、NFTの技術はさらに多方面で利用2回目となるNFTブームが到来しました。

世界一有名なデジタルアーティストと言われるBeeple(ビープル)氏のNFTアート「The First 5000 Days」が6900万ドル(約76億円)で落札されたことでNFT市場全体が世界中で注目されました。

同氏を筆頭に世界中の人がNFTアートを作っては販売し、大きなムーブメントが起こりました。

Beeple(ビープル)について詳しく知りたい方はこちらから

 

また、NFTゲームの盛り上がりも凄まじいものがありました。新型コロナウイルスの影響で外で働けないフィリピンの大

人がNFTゲームの「Axie Infinity(アクシー インフィニティ)」で遊ぶことで生計を立てているというニュースが仮想通貨業界を超えて話題になりました。

そして、「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」という概念が浸透し、続々とNFTゲームプロジェクトが発表されていき、現在のNFTの盛り上がりに至ります。

Axie Infinity(アクシー インフィニティ)について詳しく知りたい方はこちらから

Ethereum(イーサリアムブロックチェーン)の問題

NFTの技術が発展し、たくさんの人がサービスを利用するまでは良かったのですがEthereum(イーサリアムブロックチェーン)で以下の2つの問題が発生しました。

  • 処理速度の遅延
  • 取引手数料(ガス代)の高騰

仮想通貨業界ではこのことを「スケーラビリティ問題」と言われており、このことからEthereum(イーサリアムブロックチェーン)から離れていく人も少なくありませんでした。

もちろん、Ethereum(イーサリアムブロックチェーン)も対策を講じます。それが次に紹介する「Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)」です。

NFTでも使われる他のブロックチェーン5選

Ethereum(イーサリアムブロックチェーン)以外でNFTで活用されているブロックチェーンを紹介します。

  • 1.Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)
  • 2.FLOW Blockchain
  • 3.Near Protocol
  • 4.Enjin platform
  • 5.Polkadot

1.Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)

先ほど説明した、Ethereum(イーサリアムブロックチェーン)の「スケーラビリティ問題」の対策として開発されたブロックチェーンです。

NFT市場最大手のマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」をはじめ、さまざまなNFTゲームやプロジェクトとも提携している注目のブロックチェーンです。

  • 処理速度が速い
  • 取引手数料(ガス代)が安い

という大きな特徴は「スケーラビリティ問題」を解決し、多くのNFTユーザーを増やしました。

Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)について詳しく知りたい方はこちらから

2.FLOW Blockchain(フローブロックチェーン)

FLOW Blockchain(フローブロックチェーン)は、「NBA TopShot(トップショット)」というNFTゲームで使われいます。

CryptoKitties(クリプトきティーズ)を開発した「Dapper Labs(ダッパーラボ)」という企業が同ゲームで使うために作った専用のブロックチェーンということで注目されています。

デジタル資産を扱うことに長けており、高速処理と環境負荷が軽いという特徴を持ったブロックチェーンです。

NBA TopShot(トップショット)について詳しく知りたい方はこちらから

3.Near Protocol(ニアプロトコル)

Near Protocol(ニアプロトコル)はNFTのマーケットプレイス「MintBase」が使っているブロックチェーンです。

  • 処理速度が速い
  • 取引手数料(ガス代)が安い

上記の特徴と、シャーディングと呼ばれるNear Protocol(ニアプロトコル)独自の技術を組み込んでいます。

「Aurora」と呼ばれるサービスが開始されたことで、Ethereum(イーサリアムブロックチェーン)を利用していた開発者もNear Protocol(ニアプロトコル)に移行しやすい環境になってきています。

4.Enjin platform(エンジンプラットフォーム)

Enjin platform(エンジンプラットフォーム)は主にオンラインゲームで使用されます。

既に30種類以上のゲームに対応しており、有名なゲームだと「マインクラフト」があります。

 

そして、ゲーム内トークンのEnjin Coin(エンジンコイン)は国内取引所の「CoinCheck」と業務提携しており、他にもDMM Bitcoin にも上場しています。 

5.Polkadot

Polkadotはブロックチェーン同士を繋げる「インターオペラビリティ」を目指したブロックチェーンです。

2021年の春には「Enjin platform(エンジンプラットフォーム)」が、PolkadotによるNFT専用のブロックチェーンをつくると言っています。

「インターオペラビリティ」では、特定のブロックチェーンにだけを使う必要がなく、さまざまなNFTの売買ができるようになるのではと注目されています。

NFTで使われるブロックチェーンの特徴

ここまで読んでいただいた方は、イーサリアム以外にもNFTに対応したたくさんのブロックチェーンがあるということが分かったかと思います。

どのブロックチェーンを利用するのは人によって様々ですが、選ぶ基準としては以下の3点を基準に考え、状況に応じて使っていけると良いと思います。

  • NFTとの互換性がある
  • 取引手数料(ガス代)が安い
  • 環境負荷が少ない

今回の記事のまとめ

いかがでしたか?

今回紹介したブロックチェーンはほんの一部で、他にもさまざまなものがあります。

それぞれ違った特徴があるため目的に応じて使い分けることができるようになると、もっとブロックチェーンについて理解が深まると思います。

とりあえずNFTをやってみたいということであれば「Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)」だけで十分だと思いますが、これからさらに多くのサービスがいろんなブロックチェーンで公開されていくことを考えると今のうちから触っておいて慣れておくのも良いかも知れまんね。

日本ではまだまだ認知度が低いNFT市場ですが、今後数年間でさらに大きく伸びるだろうといわていますので是非速い段階でチャレンジしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

この記事を書いた人

P2Eナビゲーター ピーツィ

Play to Earn(遊んで稼ぐ)を広めるためにWeb3研究所のナビゲーターを任された人工知能搭載アバターです。NFTゲームが大好き。ゲーマーだけどブロックチェーンゲームを全く知らないふえちゃんと一緒に運営していきます😳