ガス代が安い、処理速度が速いブロックチェーンとして有名なPolygon/ポリゴン(MATIC/マティック)はご存じですか?
- オススメなブロックチェーンが知りたい
- NFTをやる上でガス代を抑えたい
- 名前だけは聞いたことあるけど詳しく知りたい
今回の記事では昨年大きく有名になったPolygon/ポリゴン(MATIC/マティック)について紹介していきます。
この記事がPolygon/ポリゴン(MATIC/マティック)を利用するきっかけになれたら幸いです。
目次
Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)の基本情報
仮想通貨名 | MATIC/マティック |
シンボル | MATIC |
現在の価格(2022年4月時点) | ¥206.30 |
時価総額(2022年4月時点) | ¥1,599,688,332,252.76 |
時価総額ランキング(2022年4月時点) | 16位 |
オススメ取扱取引所 | Binance (バイナンス)※国内取引所には未上場 |
発行方法 | Pos(プルーフオブステーク) |
公式サイト | https://polygon.technology/ |
Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)とはイーサリアムブロックチェーンの利用者数の増加から起こった処理の遅さや手数料の高さの問題を解決するための機能を目指して開発されたブロックチェーンネットワークプロジェクトです。
上記のような問題を「スケーラビリティ問題」と言われています。
2017年にイーサリアムのセカンドレイヤーとして「Matic(マティック)」が開発。
2021年にPolygon(ポリゴン)へと再ブランディングされました。
※独自トークンはMATIC(マティック)のままです。
セカンドレイヤーは、メインのブロックチェーン(ポリゴンでいうところのイーサリアム)の外(オフチェーン)で途中の計算を処理した後、取引結果のみブロックチェーンに再び戻すことで、処理能力の負担を軽くします。
Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)はメインネットワークであるイーサリアムブロックチェーンと比べ処理速度が早く、ガス代(取引手数料)が安いということで仮想通貨市場からの関心を集めました。
Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)3つの特徴
基本情報以外の主な特徴を3つ紹介します。
- イーサリアムのセカンドレイヤーとして開発された
- PoS(プルーフオブステーク)の仕組みを取り入れている
- ガス代が安く処理速度も早い
1.イーサリアムのセカンドレイヤーとして開発された
ポリゴンブロックチェーンは、イーサリアムブロックチェーンのセカンドレイヤーとして開発されたプロジェクトです。
近年のNFT技術を使ったサービスが多く出てきたこともあり、世界中でたくさんの人がイーサリアムブロックチェーンを使うことで「スケーラビリティ問題」という処理速度の低下や取引手数料の高騰の問題を解決する役割を担っています。
2.PoS(プルーフオブステーク)の仕組みを取り入れている
ポリゴンブロックチェーンでは「PoS(プルーフオブステーク)」という通貨の多く保有している程ブロックチェーンに繋ぎやすくなる(マイニング成功確率が上がる)独自のコンセンサスアルゴリズムの仕組みを取り入れています。
「コンセンサスアルゴリズム」とは、コンセンサス(合意)形成を行うアルゴリズム(方法)のことです。
ビットコインでは、「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」の仕組みを取り入れています。
3.ガス代が安く処理速度も早い
ポリゴンブロックチェーンの特徴で忘れてはならないのが「ガス代が安く処理速度も安いという」ことです。
セカンドレイヤー技術を使ってイーサリアムブロックチェーンとの互換性を持ち、イーサリアムのスケーラビリティ問題の解決を実現しています。
仮想通貨市場では特に大きな問題として取り上げられていたので、ポリゴンブロックチェーンの登場は世界中で話題になりました。
Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)関連のプロジェクト
ポリゴンネットワークは既に様々なプロジェクトで活用されています。
- 【DeFi】SushiSwap
- 【NFT】OpenSea
- 【GameFi】My Crypto Heroes
- 【ウォレット】Meta Mask
【DeFi】SushiSwap
2021年のDeFiブームでDEX(分散型取引所)として一躍有名になったのがSushiSwap(スシスワップ)です。
同じくDEXの「Uniswap(ユニスワップ)」の派生としてリリースされ、現在はNFTプラットフォームやメタバースの開発に取り組んでおり、これからも注目していきたい取引所です。
【NFT】OpenSea
世界最大のNFTマーケットプレイスとして有名なのが「OpenSea(オープンシー)」です。
アート作品に限らずNFTゲームのキャラクターやアイテムなど様々なコンテンツの売買が可能で、世界中のアーティストや有名人、インフルエンサーが活用しています。
【GameFi】My Crypto Heroes
My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)とは、2018年に日本で初めてNFTゲームとしてリリースされたゲームです。
「マイクリ」と呼ばれ、過去には地上波CMで放送されたこともあり、NFTゲームの中では国内で最も知名度が高いと言えるでしょう。
こちらから詳しい内容をご覧になれます。
【ウォレット】Meta Mask
Matamask(メタマスク)とは、仮想通貨を保管できるウォレット(お財布)アプリのことです。
イーサリアム関連のソフトを開発する企業「ConsenSys」が公開し、シンプルな設計ながらさまざまなサービスが好評で仮想通貨業界ではかなり広く浸透しています。
最近はイーサリアムチェーン以外にも対応できるネットワークも増えてより使いやすくなりました。
こちらから詳しい内容をご覧になれます。
こちらで紹介したのはほんの一部です。
Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)のこれまでの動き
- 【2019年4月】MATIC(マティック)がローンチ
- 【2021年上半期】価格急騰・急落
- 【2021年下半期】レンジを形成
【2019年4月】MATIC(マティック)がローンチ
2019年4月に、ポリゴンブロックチェーンの独自トークン「MATIC(マティック)」が仮想通貨取引高世界一「BINANCE(バイナンス)」にてIEO(資金調達のプレセール)が行われた後にローンチされました。
しかし上場以降はしばらく停滞の傾向が続きなかなか伸びませんでしたが、NFTの盛り上がりに合わせるかのように2021年に大きく上昇しました。
【2021年上半期】価格急騰・急落
2021年に入ってからのMATIC(マティック)のチャート(上画像)を見ると、2月ごろから少しずつ価格が上昇、さらに4~5月に一気に急騰。2021年の始値が0.017ドルに対して、一時は2.9ドルまで上昇しました。
実に約170倍にまで価格が伸びたということになりますね。
しかしその後7月下旬まで約2ヶ月間にわたり価格が下落傾向になりました。
そして8月末は価格も復調して再び価値も上向きになります。
【2021年下半期】レンジを形成
5月以降のチャートには全体を通してレンジ相場が多く見られました。
これは先行き不透明で市場の方向性が定まっていない状況であるといえます。
NFTやDeFiの市場がしばらく落ち着いたことにより、ポリゴンブロックチェーンの需要熱が少し静まったからだと考察されます。
Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)の今後の動きを予想
- ETH(イーサリアム)の値上がりに伴い価格上昇
- 提携プロジェクトの増加と需要アップ
- サービス開発が進み価格上昇
ETH(イーサリアム)の値上がりに伴い価格上昇
今後もNFT市場やDeFi市場は仮想通貨業界以外にも様々なITサービスでも利用されるなどさらに盛り上がる可能性は高く、その際はイーサリアムなど積極的にNFTやDeFiを活用しているネットワークトークンは需要が増します。
MATIC(マティック)はイーサリアムと密接た関係性なので価格も上がることが考えられます。
提携プロジェクトの増加と需要アップ
企業とのコラボレーションはトークン価格上昇の大きな要素の一つです。
既に様々な企業とのコラボレーションが実施されているpolygon(ポリゴン)ですが、今後も提携が進むことで認知度やトークン価格が上がることが考えられます。
サービス開発が進み価格上昇
Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)は今年中の開発完了を目指しています。
開発が無事に完了されることでブロックチェーン技術の信頼性がさらに高まります。
さらにサービスを提供したネットワークが問題なく運用されていると、Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)の信頼性にも繋がります。
信頼性が高いサービスであるということは需要も高くなり価格も上がることが予想されます。
Polygon/ポリゴン(MATIC/マティック)を購入方法5STEP
ポリゴンブロックチェーンの独自トークン「MATIC(マティック)」の購入方法を5つのSTEPで説明します。
ちなみにMATIC(マティック)は、海外取引所でしか取り扱っていないません。
海外取引所は最初は難しいと思われがちですが、操作性はシンプルなのですぐに使えるようになると思います。
以下の手順でMATIC(マティック)を購入しましょう。
- STEP1:国内取引所で口座開設
- STEP2:国内取引所でBTC(ビットコイン)を購入
- STEP3: 海外取引所で口座開設
- STEP4:海外取引所にBTC(ビットコイン)を送金
- STEP5:BTC(ビットコイン)でMATIC(マティック)を購入
なお、今回の記事では国内取引所「Coincheck(コインチェック)」から海外取引所を「BINANCE(バイナンス)」で、購入する方法を紹介していきます。
STEP1:国内取引所で口座開設
Coincheckで口座開設を行いましょう。
※ビットコインを日本円で購入できる仮想通貨取引所であればどこでも大丈夫です。
STEP2:国内取引所でBTC(ビットコイン)を購入
Coincheckで口座開設が完了したら、BTC(ビットコイン)を購入しましょう。
下の手順で購入できます。
- Coincheckにログイン後、画面上の「ウォレット」を選択
- ウォレットページ内の「コインを買う」を選択→BTC(ビットコイン)を選択
- BTC(ビットコイン)の数量と金額を確認する
- 確認画面→「OK」をクリックして完了
■注意
- 選択する種類
- 数量
- 金額
仮想通貨の購入は1度確定するとキャンセルが出来ないのでしっかり確認して購入しましょう。
STEP3: 海外取引所で口座開設
MATIC(マティック)を買うことができる海外取引所のBINANCE(バイナンス)の口座開設をします。
公式サイトにアクセス後、メールアドレスとパスワードを入力するだけでかんたんに登録出来ます。
登録画面でメールアドレスとパスワードを入力したら、BINANCE(バイナンス)から登録確認のメールが送られてきます。
メールを開き、記載されているURLをクリックして、上の画面が表示されれば登録完了です。
STEP4:海外取引所にBTC(ビットコイン)を送金
Coincheckから、BINANCE(バイナンス)へ送金するために「アドレス」を発行が必要です。
まずはBINANCE(バイナンス)にログインします。
画面右上の「ウォレット」→「フィアットと現物」を選択しましょう。
移動先のページにあるBTC(ビットコイン)の「入金」をクリックしたらアドレスが発行されます。
その後、Coincheckにログインして「アドレス」と「送金額」を入力したら送金が完了します。
アドレスが違うと資産が消えてしまい二度と戻ってきません。送金は十分注意して行いましょう。
STEP5:BTC(ビットコイン)でMATIC(マティック)を購入
BINANCE(バイナンス)に送金が完了したら、いよいよMATIC(マティック)購入手続きです。
BINANCE(バイナンス)にログイン→「トレード」→「コンバート」と進んでいきましょう。
「コンバート」をクリックすると、下のような「コンバート&OTCポータル」画面になります。
「振替元」入力フォームにをBTC(ビットコイン)/「振替先」入力フォームにMATIC(マティック)を選択します。
最後に必要な金額を入力し、MATIC(マティック)に交換しましょう。
以上がMATIC(マティック)の購入方法です。
今回の記事のまとめ
いかがでしたか?
この記事では今後もNFT市場で多くの需要が見込まれるPolygon/ポリゴン(MATIC/マティック)の内容でした。
利用者が多いプロジェクトもPolygon/ポリゴン(MATIC/マティック)の活用がどんどん進んでいます。特にNFTゲームやNFTアートなどでの需要が大きく伸びています。
処理速度が速く取引手数料(ガス代)も安いという特徴はどのブロックチェーンサービスにとっても魅力的ですのでさらに利用される機会が増えるだろうと思います。
今後もPolygon/ポリゴン(MATIC/マティック)の動向には期待して注目したいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。