2021年のNFT界隈の盛り上がりは革命と言えるくらい異常なものでした。
まだまだ無名なアーティストやこれまで絵すら描いたことがなかった人の作品が数百万〜数億円で取引されているところにかなりの熱を感じます。
金融業界をはじめ、世界では去年の間でNFTの可能性がますます大きくなったと考えられ、今後も大きな注目を集めるだろうと予想しています。
今回は、現在注目を集めるNFTアートで去年の高額取引トップ10を紹介しようと思います。
ランキングを見ながら自分なりに「なぜこのNFTは売れているの?」考察してご自身のNFT創作活動に役立てましょう!
目次
- 投機目的で取引しているケース
- 高額取引の背景でコミュニティ活動があるケース
①投機目的で取引しているケース
投資家が投資目的で購入するケースは多々あります。 NFTアートでは数万円で購入した作品が何十倍、もしくは100倍の価値になることも珍しくないからです。②高額取引の背景でコミュニティ活動があるケース
【販売値】$6,135,536 (1,600 ETH 日本円レート:約7億2,200万円) この作品は2018年12月6日に作成されました。
GIFデータで独特な表現ができるのはデジタルアートの長所ですよね。
当時90ドル(1 ETH)だったのが、2年後になんと174,195ドル(99 ETH)まで価値が上昇。
購入時からの価値は3,500%以上という値上がりになりました。
【販売値】$6,630,000 (2,000 ETH 日本円レート:約7億7,700万円) NFTアートの高額取引の発端とも言えるCryptoPunksですが、その中の一つに「ゾンビ」のCryptoPunksがあります。
一万体の中でもゾンビタイプのCryptoPunksは88体だけでNFTのコミュニティ全体でも特にレア度が高いと注目されています。
そのため、CryptoPunk#8857の販売取引価格もかなりの高額の660万ドル(日本円レートで約7億7,700万円)にもなり、大きなトレンドになりました。
【販売値】$7,117,908 (2,100 ETH 日本円レート:約8億3,800万円)
Art Blocksというジェネレーティブアートプラットフォームで最も愛されているコレクションの1つが「Dmitri Cherniak’s Ringers(リンガーズ)」です。
これまでに1億ドル近くの二次取引量を記録したことでも話題になり、リンガーズはNFTコミュニティ内でジェネレーティブアートのパイオニアとして特別視されています。
【販売値】$10,279,800 (2,500 ETH 日本円レート:約12億1,000万円)
CryptoPunk#4156は販売は、これまでのパンクス作品での最高価格ではありませんが、Larva Labのマーケットプレイス上では最高値の取引額となり話題になりました。
2021年のパンク取引の中でも最も重要ものの一つとして取り上げられています。
【販売値】$7,560,000 (4,200 ETH 日本円レート:約20億200万円)
こちらは第9位の「ゾンビパンク」とは違うタイプで、「エイリアンパンク」というクリプト作品です。
エイリアンパンクは2021年3月11日に2つ販売されたのですが、その内の1つがCryptoPunk#7804で、発売当時は750万ドル相当のETHで購入されされました。
そしてそれが2021年末で4,200ETH(約1700万ドル)まで高騰し、倍以上の価値にまで値上がりしました。
【販売値】$7,570,000 (4,200 ETH 日本円レート:約8億3,800万円)
こちらのはもう一つの「エイリアンパンクス」です。
エイリアンパンクスは全部で9つありますが、その中でも際立って影響力のあるパンク作品だと言われているのがこのCryptoPunk#3100です。
【販売値】$11,754,000 (4,700 ETH 日本円レート:約13億8,400万円)
フェイスマスクをしているのが特徴的なCryptoPunk#7523。
時事的な話題性もあり「COVIDエイリアン」として多くの人認知されることになりました。
2021年6月にはサザビーズのネイティブデジタルオークションに出品されたことでも話題になり、2021年だけでなくCryptoPunkの作品の中でも最大の売値になってます。
【販売値】$28,985,000 (4,700 ETH 日本円レート:約34億1,300万円)
2021年11月9日に「クリスティーズ(Christies)」という大手アートオークションハウスで2,900万ドル(約34億円)で落札され話題にあがりました。
「HUMAN ONE」の特徴は実物を立体スクリーンに映し出した映像作品です。
宇宙服を着た人物が移動する動画がスクリーンに流れ続けています。
これまでに類を見ないNFT作品ということで評価され、クリスティーズはNFTを真の芸術作品として正当化するための支援をし続けています。
【販売値】$69,346,250 (38,525 ETH 日本円レート:約81億6,700万円)
Beepleのアート作品であるこのNFTアートは大きな話題になりました。
- 現存するアーティストの作品オークションで第3位
- デジタルアート作品での販売金額歴代1位
- オンラインのみのオークション販売金額歴代1位
といった、アート業界に3つの歴史的記録をうみだしました。
このことでノア・デイビス氏は クリスティーズオークションハウスでは、これまでにこの規模で話題になるアート作品を提供したことがなかったといいます。
まとめ
クリエイターの方にとってNFTというのは自分の創作物を評価、マネタイズするにはまたとない好機だと考えます。
ぜひこの機に何かNFTアートに挑戦してみてはいかがでしょうか? 最後まで読んでいただきありがとうございました。