日本最大のフリマアプリ「メルカリ」は5日、今年6月までにビットコインでの商品購入を可能にする計画を発表しました。
これまでメルカリは、売上金を使ってビットコインの売買ができるなどの機能をリリースしてきました。2023年に行われたアンケートでは、メルカリでビットコイン取引をした人のうち8割は暗号資産取引が初めてと回答。ビットコイン取引のユーザー数が、開始から7カ月で100万人を突破するなど、ビットコインのマスアダプションが進むきっかけとなる可能性が高いとして注目されてきました。
今回発表された機能では、アプリ内で保有するビットコインを、賞品の支払いに使用できるようになるというもの。商品価格は依然として円で表示されるものの、購入時にはビットコインを決済手段として選択できるようになるとのことです。
ただし、ビットコインで支払う場合、購入者はスプレッド(購入と販売の価格差に関連する費用)を支払わなければならなくなります。さらに、ビットコインを売却すると税金が発生する可能性があることから、メルカリは利用者に確定申告・納税について注意喚起を行っています。