中米ホンジュラス共和国は15日、金融機関での暗号資産及びその派生商品(ETFなど)の使用の禁止を発表しました。
今回の発表は、ホンジュラスの国家銀行証券委員会(CNBS)によるもの。禁止内容には、「金融及び保険機関が暗号資産の保持・投資・仲介すること」が含まれており、金融機関がプラットフォームを通じて暗号資産関連サービスを提供することも禁じられています。この規制は2月15日に満場一致で承認され、即日発効されたとのことです。
また、CNBSは発表の中で、「暗号資産は性質上、詐欺やマネーロンダリング、テロの資金調達に利用される危険がある」ともコメントしています。
一方で、ホンジュラスの隣国エルサルバドルは、2021年9月に世界で初めてビットコインを法定通貨に採用しました。アルゼンチンやブラジルでも暗号資産を支払い通貨として合法化するなど、ラテンアメリカ諸国ではビットコインの受け入れが進んでおり、今回のホンジュラスの規制は対照的な動きとなりました。